北海道の一カ月予報 今週末は大雪の恐れ

2023年1月19日(木)15時17分 tenki.jp

向こう一カ月は、期間の前半を中心に気温はかなり低く、日本海側などでは降雪量がかなり多くなる見込みです。
最新の一カ月予報を元に、予想される天候の特徴をまとめました。

1週目(1月21日〜1月27日)①今週末

今日19日(木)は、前線を伴った低気圧が次第に西から近づき、明日20日(金)に北海道付近を通過するでしょう。そのため、今日は日本海側の地域から天気が崩れ、夜には渡島半島周辺や胆振地方で湿った雪の降る所が多くなる見込みです。
明日は明け方までは日本海側や太平洋側西部で雪となるでしょう。昼頃には広く一旦降り止みますが、西からは別の低気圧が近づき、明後日(21日)にかけて北海道付近を通過する見込みです。
降りやむ時間は一時的となり、明日午後には道南方面から再び雪が降り出すでしょう。雪はしだいにその範囲を広げ、夜にはほぼ全道で天気が崩れる見込みです。低気圧からは暖かい空気が流れ込むため、沿岸ではみぞれとなる所もありそうです。着雪にも注意が必要となりそうです。この低気圧通過後は、冬型の気圧配置に変わって、上空には強い寒気が流れ込む見込みです。そのため、暴風雪となるおそれがあります。また、21日以降も上空の寒気の強い状態は続く見込みです。

1週目(1月21日〜1月27日)②週明け

23日は東北方面を低気圧が通過し、24日以降は別の低気圧が発達しながら北海道の南を通過するでしょう。その後は再び冬型の気圧配置となる見込みです。上空5500メートル付近には、非常に強い寒気の流れ込む可能性があります。また、この強い寒気は、少なくとも26日頃まで居座る恐れがあります。
そのため、24日〜25日は全道広い範囲で雪となり、普段雪の降りにくい太平洋側でも雪で、降り方の強まる恐れがあります。また、風も強く吹き、ふぶく時間もあるでしょう。交通関係は見通しの悪さに注意が必要です。26日は日本海側を中心に雪となるでしょう。降り方が強まり、局地的に大雪となる恐れがあります。

2週目(1月28日〜2月3日)

日本海側やオホーツク海側では、平年と同様に曇りや雪の日が多くなりそうです。一方、太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多くなる見込みです。気温は全道的に平年より低く経過するでしょう。平年でも一年の間で最も気温が低くなる頃です。平年と比較しても厳しい寒さとなる可能性が高くなっています。体調管理には十分注意して下さい。

3〜4週目(2月4日〜2月17日)

日本海側やオホーツク海側では、平年と同様に曇りや雪の日が多くなる見込みです。太平洋側では、平年同様で、晴れる日が多くなるでしょう。気温は平年並みとなる見込みですが、一時的な寒気の流入で、厳しい寒さとなる日もあるでしょう。

大雪の際の注意事項

気象庁などから発表されている最新の気象情報を確認して下さい。一時的に降りやんだ時間があったとしても、その後に再び雪の降り方の強まる恐れなどがあります。場合によっては、外出を控えるなどの行動も必要になります。そのような際に備えて、あらかじめ食料や水などの準備をしておいて下さい。
車で出掛ける際は、燃料切れに注意して下さい。また、車間距離は十分に開け、急ブレーキ等は避けるようにしてください。
立ち往生が発生してしまったら、こまめな除雪を行うなど、一酸化炭素中毒には十分注意して下さい。

まとめ

20日〜22日、24日以降は上空の寒気が強まるため、大雪に注意。24日頃は低気圧が発達ししながら北海道付近を通過するため、普段それほど雪の降らない太平洋側でも大雪となる恐れがあります。その後は日本海側を中心にふぶいたり、雪の降り方が強まる恐れがあります。

tenki.jp

「北海道」をもっと詳しく

「北海道」のニュース

「北海道」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ