北日本や北陸では猛吹雪や積雪急増に警戒 暴風雪警報も発表中

2021年1月19日(火)7時40分 ウェザーニュース

2021/01/19 07:39 ウェザーニュース

今日19日(火)は発達した低気圧が北海道付近を通過するため、北日本や北陸などでは風が非常に強まっています。7時現在、北海道の一部や、東北の一部、新潟県の一部などに暴風雪警報が発表されています。
また、上空には非常に強い寒気が流れ込んでいるため、大雪にも警戒が必要です。

猛吹雪や強雪で視界が悪化しているところも

山形県長井市より(19日6時45分頃撮影)

北海道から山陰までの日本海側で雪が降っており、東北では太平洋側にも雪雲が流れ込んでいます。
特に東北では風が非常に強く、日本海側を中心に猛吹雪となっています。
今日19日(火)7時までに観測した最大瞬間風速は、山形県酒田市沖にある飛島で34.2m/sと30m/sを超え、秋田県八峰町の八森で29.8m/s、秋田市でも27.8m/sと、暴風が吹き荒れています。
雪の降り方も強まっており、7時までの1時間に北海道の長万部町では積雪が7cm、新潟県湯沢町でも4cm増えました。

今日いっぱいは暴風雪に警戒

風向風速の予想 19日(火)12時

このあとも北日本や北陸などでは午前中を中心に暴風が吹き荒れます。今日いっぱいは強い風に警戒が必要です。
特に北海道や東北、北陸では平均でも15m/sを超えて、瞬間的に30〜35m/sの暴風となります。雪と相まって、視界が全く効かないホワイトアウトの状態になるおそれもあります。
この強い風と雪の影響で、秋田新幹線は、盛岡〜秋田で昼頃まで運転を見合わせており、東北新幹線も11時頃から15時頃まで仙台〜盛岡で運転を見合わせることが発表されています。その他、在来線でも運転見合わせが発生している状況です。
暴風が吹いている間は、できるだけ外出を控えるようにしてください。

強い雪や大雪にも警戒

予想積雪量 明日20日(水)6時までの24時間

また、上空に強い寒気が流れ込んでいるため、北日本の日本海側や北陸を中心に強雪や大雪にも警戒が必要です。
明日20日(水)6時までに多いところでは、北海道では20cm、東北日本海側や北陸では40cm以上も新たに雪が積もるとウェザーニュースでは予想しています。
雪の強まるタイミングでは1時間に5cm以上と一気に積雪が増えるおそれがあります。積雪の増加による路面状況の悪化、交通機関への影響、ビニルハウスの倒壊などに警戒をしてください。

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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