鹿児島・諏訪之瀬島 噴火警戒レベル2(火口周辺規制)に引き下げ

2024年1月19日(金)12時25分 ウェザーニュース

2024/01/19 12:14 ウェザーニュース

福岡管区気象台は今日19日(金)11時00分、諏訪之瀬島の噴火警戒レベルをレベル3(入山規制)からレベル2(火口周辺規制)に引き下げました。
御岳(おたけ)火口での噴火活動は低下傾向で、御岳火口中心から1kmを超える範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性は低くなったとみられることから、警戒レベルが変更されています。

火山活動の状況及び予報警報事項

諏訪之瀬島の御岳(おたけ)火口では1月14日0時22分に爆発が発生。弾道を描いて飛散する大きな噴石が火口中心から最大で1.1㎞まで飛散し、噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引上げられました。
その後、御岳火口中心から1㎞付近まで飛散する大きな噴石は観測されておらず、島の西側深部におけるマグマの蓄積量の増加と推定される変動は認められませんでした。また、島の西側で発生していると推定される火山性地震も少ない状態で経過しています。
これらのことから、御岳火口中心から1kmを超える範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性は低くなったと考えられます。
ただ、噴火活動そのものは継続しており、御岳火口中心から概ね1kmの範囲では、引き続き噴火に伴う弾道を描いて飛散する火山弾と呼ばれる大きな噴石に警戒が必要です。

防災上の警戒事項等

御岳火口中心から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する、火山弾と呼ばれる大きな噴石に警戒してください。
風下側では火山灰だけでなく、火山礫と呼ばれる小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意が必要です。地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
**(参考:噴火警戒レベルの説明)**
【レベル5(避難)】:危険な居住地域からの避難等が必要。
【レベル4(避難準備)】:警戒が必要な居住地域での避難の準備、要配慮者の避難等が必要。
【レベル3(入山規制)】:登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて要配慮者の避難準備等。
【レベル2(火口周辺規制)】:火口周辺への立入規制等。
【レベル1(活火山であることに留意)】:状況に応じて火口内への立入規制等。
(注:避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる)

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