強烈な寒波 明日25日の朝は極寒列島 水道凍結や路面凍結に注意 この先も低温続く

2023年1月24日(火)16時4分 tenki.jp

「10年に一度レベル」の強烈な寒波の影響で、明日25日(水)の朝は全国的に厳しい冷え込みになるでしょう。広い範囲で氷点下が予想され、「極寒列島」になりそうです。マイナス4℃以下になる所もありますので、水道の凍結などに注意が必要です。

「10年に一度レベル」の強烈な寒波

今日24日(火)は、非常に強い寒気が流れ込んできています。寒気のレベルは、「今シーズン一番」ということだけでなく、「10年に一度レベル」です。
これまでの上空1500メートル付近の気温の観測では、過去最低が秋田でマイナス19.5℃(1971年3月7日)、福岡でマイナス17.3℃(1977年2月16日に観測)、輪島でマイナス17.1℃(1971年3月7日)、館野(つくば)でマイナス14.0℃(1960年1月24日)しています。
今回の寒気は、今日24日(火)の夜から明日25日(水)の朝がピークです。今日24日(火)午後9時の段階で、上空1500m付近のマイナス15℃以下の線が九州南部の一部から北陸、東北南部にかかる予想です。明日25日(水)午前9時の段階では、マイナス15℃以下の線が関東南部まで下がる予想で、過去の記録に匹敵する寒気が流れ込むでしょう。これまでに観測したことのないような記録的な強さになるおそれもあります。
この強烈な寒気の影響で、今日24日(火)は日本海側の広い範囲で雪が降っています。鹿児島など普段、雪が降らないような所でも、昼頃からは雪に変わっています。このあと雪の範囲はさらに広がって、明日25日(水)にかけては太平洋側の平地でも雪の積もる所があるでしょう。
積雪や路面の凍結による交通への影響に注意や警戒をしてください。

気温急降下 極寒列島へ

今日24日(火)は西から非常に強い寒気が流れ込んでいて、午後3時現在、福岡ではマイナス1.3℃まで下がってきています。このあと大阪や名古屋、東京都心も気温が急降下するでしょう。東京都心では明日25日(水)の朝の最低気温がマイナス4℃で、今日24日(火)の日中の気温(最高気温11.8℃)と比べると、15℃以上低くなりそうです。
気温が急激に下がると、身体に堪えます。寒さ対策を万全に行って、体調の管理にお気をつけください。

寒さのピークは明日25日(水) この先も低温続く

明日25日(水)は冷え込みが厳しく、東京都心や名古屋でも最低気温がマイナス4℃が予想されています。気温がマイナス4℃以下になると水道が凍結するおそれがあります。
大阪や福岡はマイナス2℃の予想ですが、油断禁物です。水道管が屋外にある場合は、建物の北側で日が当たらない場所だったり、強い風が吹きやすい場所だったり、むき出しになっていたりすると、気温が氷点下4度以下まで下がらなくても、水道が凍結しやすくなります。
水道の凍結を防ぐために、事前の対策を行ってください。

水道凍結を防ぐために 事前の対策は?

強い冷え込みによって発生する「水道の凍結」を防止するためには、次のことが効果的です。
事前に、水道管の中から、水を抜いておきましょう。水抜栓はいろいろな種類がありますので、あらかじめ使用方法を確認しておき、水抜栓の場所もチェックしておくと、水を抜く作業がスムーズです。
屋外で、むき出しになっている水道管やメーターを、発泡スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておきましょう。
それでも、もし、水道が凍結してしまった場合、凍結させたままにしておくと、水道管の破裂につながることもありますし、解氷のために、蛇口などに、直接、お湯をかけたりするのも危険で、禁物です。必ず、お住まいの自治体に相談するか、水道業者へ修繕作業を依頼してください。

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