北陸や北日本は今日も大雪や吹雪 積雪急増による立ち往生など警戒

2024年1月25日(木)6時15分 ウェザーニュース

2024/01/25 06:52 ウェザーニュース

今日25日(木)も日本付近は強い冬型の気圧配置が続いています。寒波のピークは過ぎつつあるものの、日本海側には依然として活発な雪雲が広がっていて、大雪や吹雪に警戒が必要です。

昨夜から今朝にかけて積雪が大きく増加

北海道の東で低気圧が発達し、日本付近は等圧線が混み合う強い冬型の気圧配置です。上空1500m付近には−9〜−12℃の寒気が流れ込んでいて、日本海側で雪雲の発達しやすい状況が続いています。
昨夜から今朝にかけて活発な雪雲が断続的にかかった本州の日本海側で積雪が大幅に増えていて、多い所では12時間で30cm以上の新たな雪が積もりました。
6時間の最大降雪量は1時までに宮城県駒ノ湯で24cm、岩手県祭畤で21cmを観測。今朝も北日本を中心に1時間に5cm以上の雪の降っている所があります。また、5時現在の積雪は北海道・札幌の市街地で69cmを観測しています。
6時時点で宮城県や栃木県、鳥取県、滋賀県、三重県などに大雪警報、北海道の一部に暴風雪警報が発表中です。

北陸や北日本は山沿い中心に大雪続く

山陰や近畿北部は午前中で峠を越え、午後は次第に収まります。北陸や北日本の日本海側は明日26日(金)にかけて雪が続き、積雪はさらに増える予想です。
26日(金)夕方までに山沿いの多い所で50cm以上、山間部では局地的に100cm近い雪が積もり、北海道はオホーツク海側でも積雪が増加するとみられます。また、風の強い状況が続くため吹雪で著しい視界不良となる見込みです。
急激な積雪の増加や猛吹雪によって、立ち往生が発生し大規模な車両滞留につながる可能性があります。移動の必要がある場合は、冬用タイヤの装着に加えチェーンも準備するなど、スタックしないような備えが必要です。
能登半島地震の被災地では地震でダメージを受けた家屋の倒壊に警戒をしてください。

東京は今冬初の冬日 昼間も寒い

今日25日(木)は寒波のピークこそ過ぎるものの、まだまだ寒さが続きます。関東などは朝の冷え込みが強まり、東京都心では−0.9℃まで下がり今季最低気温を更新。この冬初めて、最低気温が0℃未満の冬日となりました。
西日本や東海でも0℃前後まで下がってますので、雪が降った地域では路面凍結に注意が必要です。
最高気温は西日本や東海で幾分、寒さが和らいで、高知市は10℃まで上昇する予想となっています。関東や北陸、北日本は昨日と大きくは変わらず、冷たい北風が続くため、引き続き真冬の寒さです。しっかりと寒さ対策を行ってお過ごしください。

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