北海道の各地で吹雪となり視界悪化 沿岸部は高潮にも注意

2024年1月25日(木)9時0分 ウェザーニュース

2024/01/25 09:04 ウェザーニュース

今日25日(木)の北海道は発達した低気圧の影響で風が強く、吹雪の所が多くなっています。視界不良に警戒が必要です。また、低気圧が近づく道東の沿岸部では高潮にも注意が必要です。

瞬間風速が30m/sを超えた所も

発達した低気圧がオホーツク海をゆっくりと移動しています。北海道付近は西と東の気圧差が非常に大きく、各地で風が吹き荒れている状況です。9時00分までの最大瞬間風速はえりも町・えりも岬で34.4m/s、稚内市で28.5m/s、網走市で26.7m/s、札幌市で25.1m/sを観測しました。
雪はそれほど強くないものの、強い風によって吹雪となり、特にオホーツク海側で猛吹雪となっています。北見市では近くに停めてあるトラックもはっきり見えないほどの視界不良です。網走市の視程計による観測では視程(水平方向に見通せる距離)が200m未満になることがあります。
少なくとも今日いっぱいは風の強い状況が続く見込みです。猛吹雪によってホワイトアウトになったり、雪がそれほど強くなくても吹き溜まりができますので、外出は最小限に留め、安全を確保するようにしてください。

オホーツク海沿岸は高潮に注意

低気圧の中心気圧が970hPaまで低下していることや、オホーツク海から継続的に風が吹き付けるため、オホーツク海沿岸を中心に高潮となる可能性があります。根室市や紋別市の潮位計では、通常よりも30cm前後高くなっていて、満潮を迎える午後はさらに潮位が上昇する見込みです。
宗谷地方、網走地方、紋別地方、根室地方、後志地方には高潮注意報が発表されています。潮位の上昇に加え波も高いので、港の施設内などは浸水に注意が必要です。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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