今日27日(土) 雪のエリアが狭まる 多雪地域は引き続きなだれに注意

2024年1月27日(土)8時29分 tenki.jp

今日27日(土)は、冬型の気圧配置が次第に緩み、雪の範囲が狭くなります。ただ、ここ数日で、日本海側を中心に積雪が一気に増えました。天気が回復しても、なだれの危険性の高い状態が続きます。

冬型の気圧配置 西から緩む

今日27日(土)は、冬型の気圧配置が西から緩んできます。
九州から近畿にかけて、日中は広い範囲で晴れそうです。近畿北部をはじめ、日本海側の一部ではにわか雨がありますが、降り方は弱いでしょう。
東海や関東甲信は青空。山沿いの雪もやんできます。
北陸と、東北の日本海側は、所々で雨や湿った雪。ただ、降り方は落ち着いてきます。
東北の太平洋側と、北海道の太平洋側は日差しが届くでしょう。
北海道の日本海側とオホーツク海側は曇りまたは雪で、ふぶく所も。石狩地方や後志地方では、昼過ぎにかけて局地的に強い雪が降りそうです。夕方以降は次第に雪が弱まるでしょう。
今日は、雪のエリアが狭くなり、降り方も落ち着きますが、23日頃から流れ込んだ強い寒気の影響で広い範囲で積雪が急増しました。
天気が回復しても、なだれの危険性の高い状態が続きます。スキーなど、雪山でのレジャーは決して無理をせず、決められたコース内で楽しむようにしてください。屋根からの落雪や、除雪作業中のケガや事故にも注意が必要です。

寒さ いくぶん和らぐ

最高気温は、きのうと同じかやや高い所が多く、平年と比べても高めの所が多くなるでしょう。
きのうまでと比べると、全国的に風も収まってくるため、寒さはいくぶん和らぎそうです。夜も、極端な冷え込みはないでしょう。
なお、この先1週間ほど、気温が平年を上回る日が多く、大幅に高くなることもある見込みです。
気温が上がるうえに、明日28日と31日頃は雨の降る所が多くなるため、雪解けが進むでしょう。なだれに加え、土砂災害や路面状況の悪化など、注意が必要な状況になります。

融雪災害に注意

積雪の多い所では、気温の上昇や雨により雪解けが進むことで、次の3つの災害が発生する恐れがあります。
①雪解けによって「なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。
②雪解けにより大量の水分が地面に浸み込むことで地盤が緩み、「土砂災害」が発生することがあります。山間部や急な傾斜地では、特に注意が必要です。
③雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。
このほか屋根からの落雪も多くなるため、屋根の上の雪下ろしや軒先で作業する際は注意が必要です。

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