心地よい44〜50℃でも低温やけどの危険

1月28日(月)6時45分 ウェザーニュース


2019/01/28 06:38 ウェザーニュース

寒い日が続きますね。使い捨てカイロや湯たんぽ、電気毛布、電気あんか、ストーブなどのお世話になっている人も多いことでしょう。でも、これらの製品は使い方を誤ると、思わぬトラブルを引き起こしてしまいます。

「心地よい温度」でも危険!

ぜひ気をつけてほしいトラブルの一つに「低温やけど」があります。

低温やけどとは、体温よりも少し温かく感じる程度の発熱体に、皮膚の同じ箇所が長時間接することで起こるやけどです。

「温かくて、気持ちいいな」と思っていても、使い捨てカイロや湯たんぽなどが皮膚に長時間触れていると、低温やけどを発症してしまうこともあるので、注意が必要です。

皮膚の表面温度と低温やけどを発症するまでの時間は、だいたい次のとおりです。

44〜50℃は、多くの人が心地よいと感じる温度。それでも、短時間で低温やけどを発症してしまうのです。

入院治療が必要になることも

低温やけどは痛みなどの自覚症状を伴わないことも多く、皮膚の深い組織まで損傷したり、筋肉が壊死(えし:組織や細胞の一部が死ぬこと)したりすることもあります。重症化して、中には、入院治療を余儀なくされることもあります。

独立行政法人国民生活センターによると、次のような事例もあるといいます。

●使い捨てカイロを10時間貼って寝たら、低温やけどになって、3ヵ月入院した。

●就寝中に電気毛布を使用したら、低温やけどになって、2週間入院した。

「低温」だからといって、決して侮れないやけどであることがわかります。

同じ場所を長時間温めないで!

低温やけどにならないためには、どうしたらよいのでしょうか。国民生活センターの「見守り新鮮情報」(第241号)には、次のように記されています。

●低温やけどを防ぐためには、長時間同じ部位を温めないことが重要です。

●高齢者は若年者に比べて皮膚が薄く、運動機能や感覚機能が低下しているため、重症となりやすいので、特に注意が必要です。

ほかには、たとえば、使い捨てカイロを暖房器具と併用しないことも大切です。使い捨てカイロを貼って、ストーブに当たるとか、使い捨てカイロを貼ったまま、コタツに入るとか……。

こうした行為は危険です。商品の「説明書」や「使用上の注意」をよく読んで気をつけてください。

風邪やインフルエンザだけでなく、低温やけどにも十分注意して、冬を楽しく過ごしたいですね。

参考資料など

『国民生活2015年11月号』、『国民生活センター「見守り新鮮情報」(第241号)』、埼玉県 県政情報・統計HP(https://www.pref.saitama.lg.jp/kense/index.html)


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