東海道沖に細いひものような雲 「ロープクラウド」出現

2024年1月29日(月)17時13分 tenki.jp

今日29日昼過ぎに、東海道沖(静岡県御前崎市付近)の上空にロープクラウドが出現しました。風が長い距離にわたって収束する場所で見られることがあり、今回の場合は東京と名古屋間くらいの長さになっています。

ロープクラウドとは

気象衛星で細いひものように見える雲の列で、10〜30km程度の幅があります。日本付近では、おもに海上で発生し、前線に対応することが多いですが、今回のように前線が解析されていない場合でも、風が収束する場所では見られることがあります。

原因は高気圧の縁をまわる北風

今回のロープクラウドが発生した原因は、黄海付近を進む高気圧です。この高気圧から吹き出す北風が、若狭湾から伊勢湾へと吹き抜ける北北西風と、関東方面から回り込む北東風によって発生したものと考えられます。

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