「4600人の中国人観光客が来日」あたかも昨日着いたかのようなデマ拡散 SNS投稿に福岡市長「不安を煽る情報に注意を」
2020年1月30日(木)14時34分 BIGLOBEニュース編集部
新型コロナウイルスの感染者が拡大する中、福岡県福岡市の博多港に中国からの観光客約4600人が、29日に到着したかのように誤解を与えるSNS投稿が拡散している。これを受けて福岡市の高島宗一郎市長は、「災害時同様、必要以上に不安を煽る情報に注意しましょう」と呼びかけている。
Twitterでは、29日20時過ぎに「【悲報】福岡終了のお知らせ」とのツイートが投稿され拡散。博多港へ入港する大型クルーズ船の写真には、「午前8時すぎ」「日本にいるほうが安全」「約4600人の中国人観光客」というテロップが入っていた。しかし、この画像はテレビ朝日が25日に報じたニュース記事のもの。27日からは、中国政府が感染拡大防止のため旅行会社に要請し団体旅行を中止している。それでも、「あ...終わったかも...」「上陸させるな」「日本政府ってなんでまだ中国からの入国規制してないのかな?」と誤解する人は多く、30日13時時点で1万回以上リツイートされている。
この投稿を受けて高島市長は30日、「昨日クルーズ船は来てないし、当面は全部キャンセルの見込みです。2月2日と3日に入港しますが、今沖縄にいる船が調整でお客を乗せずに乗務員のみで入港するものです」と説明。「災害時同様、必要以上に不安を煽る情報に注意しましょう」と呼びかけた。
ん?昨日拡散されてたツイートの添付画像がいつのものか分かりませんが、昨日クルーズ船は来てないし、当面は全部キャンセルの見込みです。
— 高島宗一郎 (@so_takashima) 2020年1月29日
2月2日と3日に入港しますが、今沖縄にいる船が調整でお客を乗せずに乗務員のみで入港するものです。
災害時同様、必要以上に不安を煽る情報に注意しましょう。 pic.twitter.com/qtkolXNk72