極寒が生み出した絶景"ダイヤモンドダスト" 岐阜・高山
2019年1月30日(水)10時0分 ウェザーニュース
![](https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0130/1423353508/wth_1423353508_1_thum800.jpg)
2019/01/30 09:58 ウェザーニュース
ダイヤモンドダスト(岐阜県高山市8時03分頃)
今日30日(水)、岐阜県高山市でキラキラと輝く幻想的な”ダイヤモンドダスト”が出現しました。
この写真が撮影された岐阜県高山市六厩付近の今朝の最低気温−18.1℃。写真が撮影された朝8時頃でもー15.2℃と極寒で風もなく穏やかだったおかげで、はっきりと現れたようです。
ダイヤモンドダストとは?
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気温が非常に低くなると、空気中の水蒸気が凍ります。(現象の名前としては「昇華」)
その氷の結晶となったものに、太陽の光が当たってキラキラと輝いて見える現象のことを「ダイヤモンドダスト」と呼び、細氷ともいいます。
この時、氷の結晶は、空気中に浮いているというよりは、降ってきている(上から下に移動している)状態になります。
※空気中に浮いているだけだと、氷霧(こおりぎり)という現象になります。
ダイヤモンドダストができやすい条件
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キラキラと輝く神秘的な現象ですが、見られる条件はとても限られています。
◆−15℃以下など、かなり冷え込むこと
◆風があまりないこと(風が強いと氷の結晶ができにくい)
◆晴れていること(晴れていないと、キラキラ光らない)
◆ある程度の湿度も必要(乾燥しすぎていると、氷の結晶ができにくい)
しっかりとした霧が発生してしまうと、太陽光が届かず光らなくなったり、氷の結晶になりにくかったりしてしまうこともあります。
極寒地域ならではの美しい風景。寒いのはイヤかもしれませんが、一度は見てみたいですね。