九州~関東 花粉シーズンへ 九州では2月中旬に入ると「やや多い」予想
2023年2月6日(月)17時40分 tenki.jp
九州から関東では、少ないながら花粉は飛散するでしょう。九州では、2月中旬に入ると、やや多く飛散する予想です。症状が出やすい方は、対策をしましょう。
花粉シーズンへ 飛散開始前でも少ないながら飛散
九州や四国、中国、関東の一部で、まもなく花粉シーズンがスタートする見込みです。飛散開始日とは、1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を2日連続して観測した場合の最初の日です。
まだ飛散開始の発表がなくても、少ないながら花粉は飛散する見込みです。九州では、2月中旬に入ると、飛散はやや多くなる予想です。
2023年シーズンの花粉飛散傾向
2023年春の花粉飛散予測は、九州では例年並み、四国と中国、近畿、北陸ではやや多くなるでしょう。東海と東北では例年より多く、関東甲信では非常に多い見込みです。北海道は例年よりやや少ないでしょう。
例年より多い、非常に多い飛散になる地域もありますので、これまで症状が弱かった方も、万全な対策が必要になりそうです。早めに対策をするとよいでしょう。
外出時の花粉対策
花粉症の症状を緩和させるには、花粉を避けることが大切です。マスクやメガネをつけ、衣類も工夫しましょう。
①メガネ
メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。
②マスク
新型コロナウィルスの感染予防として使用している方が多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。
③衣類の工夫
一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。