7日(月)の花粉情報 「少ない」予想でも対策は早めに 今週は東京など飛散開始予想
2022年2月7日(月)5時44分 tenki.jp
7日(月)の花粉飛散量は、関東から九州では「少ない」予想ですが、今週は東京都心や福岡市など、スギ花粉の飛散開始となる所があるでしょう。本格的な花粉シーズンを前に、早い時期から対策を心がけてください。
今週は いよいよスギ花粉シーズンへ
7日(月)の花粉飛散量は、関東から九州では「少ない」でしょう。全国的に、2月に入っても、まだ寒い日が多いので「花粉シーズンはまだ先」というイメージをお持ちの方も、いらっしゃるかもしれません。
ただ、今週は、いよいよ本格的な花粉シーズンの到来という所がありそうです。「スギ花粉飛びはじめ予想」を見ますと、福岡市は9日(水)、東京都心は11日(金)となっています。
そもそも、「花粉の飛散開始日」とは、スギの花の開花日ではありません。1月以降、1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を、2日連続して観測した最初の日を、その観測地点の「花粉の飛散開始日」としています。
そのため、「花粉の飛散開始日」よりも前でも、気温の高い日などは、1平方センチメートルあたり1個未満という少量の花粉が飛び始めていることもあります。敏感な方は、わずかな花粉でも、症状がでることがありますので、注意が必要です。
「花粉の飛散開始日」前だから、と油断しないで、早めの対策を心がけてください。
外出時の花粉対策
花粉症の症状を緩和させるには、花粉を避けることが大切です。マスクやメガネをつけ、衣類も工夫しましょう。
①マスク
新型コロナウィルスの感染予防として使用している方が多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。
②メガネ
メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。
③衣服の素材
一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。