強烈寒気 東北まで日中広く0度以下

2019年2月8日(金)15時55分 tenki.jp

札幌上空で観測開始以来最低の気温を観測した今回の寒気。8日は、北海道ではめったにないような寒さで、東北から関東でも厳しい寒さが戻っています。

北日本 日中も広く氷点下の寒さ

北日本を中心に今シーズン最強クラスの寒気が流れ込んでいます。札幌の上空1500m付近では8日9時、1957年の観測開始以来最も低い温度となる氷点下24.4度(※)を観測。14時までの最高気温は、札幌市で氷点下10.1度、旭川市で氷点下10.9度と、全道的に氷点下10度前後の凍てつく寒さとなっています。また、東北地方も寒気の影響を受けて、きょうは朝からほとんど気温が上がっていません。青森県、岩手県、秋田県、山形県では多くの地点で14時までの最高気温が0℃以下となりました。仙台市ではきのう16.8度まで気温が上がり、4月下旬の陽気となりましたが、きょうは14時までの最高気温は未明に観測した3.5度と真冬並みとなりました。日中は1度前後で経過して、一気に3か月ぐらい季節が戻りました。
8日15時現在、北海道全域と、青森県、秋田県、岩手県、山形県に低温注意報が発表されています。引き続き、水道や路面の凍結、体調の管理に注意が必要です。
※上空の気温は速報値のため、後日修正される可能性があります。

東日本も真冬の寒さ 関東・北陸は前日との気温差大

上空の寒気が特に強いのは北日本となっていますが、東日本でも寒さが厳しくなっています。最高気温(8日は14時までの最高気温)を比べてみると、新潟ではきのうは14.2度、きょうは2.4度、金沢ではきのうは15.0度、きょうは3.1度と、それぞれ10度以上の気温差がありました。東京都心や横浜市、千葉市ではきのうの日中、17度くらいまで気温が上がり4月並みの暖かい空気に包まれましたが、きょう日中は7〜8度程度までしか気温が上がらず、寒さが戻ってきました。
この寒気の影響はあすにかけても続く見込みです。関東ではあす日中、さらに気温が低くなり、広い範囲で雪が降る予想となっています。身体を冷やさないように、暖かくしてお過ごしください。

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