長い寒波で積雪倍増の所も 雪崩や落雪にはしばらく注意
2025年2月9日(日)16時0分 ウェザーニュース

2025/02/09 15:39 ウェザーニュース
4日(火)頃から続く寒波はようやく終わりが近づいています。長い寒波で積雪が大きく増えており、雪が落ち着いても雪崩や落雪などにはしばらく注意が必要です。
東北南部や北陸、東海山沿いで積雪が増える
日本付近は今日9日(日)も冬型の気圧配置が続いています。寒波のピークは過ぎていて、雪の勢いはだいぶ落ち着いてきました。それでも東北や北陸の内陸部では1時間に5cm前後の雪の降っている所があり、積雪は依然として増加中です。
今回の寒波は1週間近くにわたって続いたこともあり、各地で積雪が大きく増えました。すでに多くの雪が積もっていた内陸部や山沿いで倍増するほどです。3日(月)15時の時点で積雪130cmだった岐阜県白川村は259cmとほぼ2倍、61cmだった福島県西会津町は152cmと2.5倍に増えました。
急激な増加により屋根からの落雪や雪崩などの発生しやすい状態になっていますので、天気が回復しても注意をしてください。
明日は北陸で一時的に雪が強まる
明日10日(月)は冬型の気圧配置がさらに弱まり、雪のエリアは縮小します。ただ、夕方から夜にかけて上空に寒気を伴った気圧の谷が通過する影響で、北陸を中心に一時的に雪の強まる所がある見込みです。
内陸部や山沿いでは1時間に5cm以上の強い雪の降る所があり、沿岸部では霰(あられ)や雷を伴う可能性があるため路面状態の悪化などに注意が必要です。