「週間花粉情報」この先もまだ九州~関東で少ない予想 ピークに備え早めの対策を
2022年2月13日(日)7時7分 tenki.jp
きょう13日の花粉の飛散量は、九州から関東で「少ない」予想です。この先1週間もまだ「少ない」でしょう。ただ、東京都千代田区などでもわずかながら花粉が観測されています。敏感な方は対策を。
九州から関東、北陸で「少ない」予想
きょう13日は九州や中国、四国は午前中から、近畿や東海、関東、北陸は昼頃から次第に雨や雪が降るでしょう。花粉の飛散量は、九州から関東で「少ない」予想です。
この先1週間も九州から関東で花粉の飛散はまだ「少ない」予想です。花粉飛散のピークはもう少し先となるでしょう。
ただ、東京都福祉保健局の東京都アレルギー情報navi.のデータによりますと、1月4日以降のスギ・ヒノキ花粉の累積値は、東京都千代田区で0.9個/cm2(2月8日まで)、八王子で4.8個/cm2(2月9日まで)となっています。飛散開始※とはなっていなくても、わずかながら花粉が飛んでいます。敏感な方は対策をなさってください。
※飛散開始日とは、1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を2日連続して観測した場合の最初の日のことです。
なお、3月にはスギ花粉の飛散のピークを迎える所が多くなりそうです。花粉症で今年はまだ症状のない方も、病院で薬を処方してもらうなど、早めの対策をしておくと安心です。
帰宅後の花粉対策
花粉の飛散がピークの際は、外出時だけでなく、帰宅後の対策も大切になります。
外出から帰ってきたら、うがいをしましょう。また、洗顔をして花粉を落とすとよいでしょう。髪の毛にも花粉が付着するのでしっかりとシャンプーをするのも効果的です。なお、花粉飛散シーズンに窓を全開にして換気すると大量の花粉が室内に流入します。花粉のピーク時に1時間の換気をしたところ、3LDKのマンション一戸で、およそ1000万個もの花粉が屋内に流入したとの実験結果もあります。新型コロナウイルス感染予防のため、換気をする機会が多いかと思いますが、窓を開ける幅を10センチ程度にして、レースのカーテンをすることで、部屋の中に入ってくる花粉の数を、全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。
なお、床やカーテンなどに花粉が多数付着している可能性がありますので、こまめに掃除をし、カーテンは定期的に洗濯をするとよいでしょう。
花粉のピークに向けて、是非、参考になさってください。