花粉情報 寒さ続く この先1週間も九州~関東で「少ない」予想
2022年2月14日(月)16時3分 tenki.jp
九州では花粉が飛散開始となりました。この先1週間、花粉の飛散量は九州から関東で、まだ少ない予想ですが、敏感な方は対策をなさってください。
九州から北陸で少ない予想
先週、九州では花粉が飛散開始となりました。(飛散開始日とは、1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を2日連続して観測した場合の最初の日のことです。)
まだ飛散開始となっていない所でも、わずかながら花粉が飛んでいます。東京都福祉保健局の東京都アレルギー情報navi.のデータによりますと、1月4日以降のスギ・ヒノキ花粉の累積値は、東京都千代田区で0.9個/cm2(2月8日まで)、大田区で1.2個/cm2(2月8日まで)、八王子で4.8個/cm2(2月9日まで)となっています。
この先1週間も花粉の飛散量は九州から関東で「少ない」予想ですが、敏感な方は対策をした方が安心です。
3月になると、広くスギ花粉が飛散のピークを迎えそうです。まだ症状の出ていない方もピークを前に病院で薬を処方をしてもらうなど、対策をしておくと良いでしょう。
外出時の花粉対策
本格的な花粉シーズンを迎えたら、マスクに加え、メガネをつけ、衣類を工夫すると良いでしょう。
①マスク
新型コロナウィルスの感染予防として使用している方が多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。
②メガネ
メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。
③衣服の素材
一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。