<日光>世界遺産に「願い事」奉納 屋根の下地板に刻む

2月15日(木)18時19分 毎日新聞


 ◇日光二荒山神社「100年規模の幸せになれば」


 栃木県日光市の世界遺産・日光二荒山神社は平成の大修理が進む国重要文化財の本殿で、屋根の下地となる板に参拝者が願い事を書いて奉納する取り組みを始めた。築約400年の本殿は創建以来、初めての屋根ふき替えとなり新たな下地板は100年以上使われる見通し。同神社は縁結びの御利益としても知られ「神様とご縁を結び、100年規模の長い幸せになれば」と話している。


 日光二荒山神社によると、本殿は徳川2代将軍秀忠によって1619(元和5)年に造営された。日光東照宮と日光山輪王寺を総称した世界遺産「2社1寺」の中でも最古の建造物で、江戸時代初期を代表する桃山様式を現在に伝えている。これまで二十数回の修理を重ねてきたが、今回は2社1寺で進む平成の大修理として2013〜20年の予定で屋根のふき替えや柱の補強を中心とした半解体修理が行われている。


 新たな屋根の下地となる板は「小羽板(こばいた)」という、水に強いサワラ材が使われる。小羽板はおおむね長さ30センチ、幅10センチで、使われる箇所によって大きさが異なる。約5万枚が必要といい、銅瓦ぶきの屋根になる。本殿は修理のためシートで覆われ外観を見渡せないが、「参拝者に思いを寄せてもらいたい」と小羽板奉納を企画した。


 小羽板を奉納する修理拝観所は、参拝料200円が必要な「神苑(しんえん)」にある。申込用紙に名前と願い事を書いて納める。奉納料は1枚1000円で、今年いっぱい受け付ける予定。【花野井誠】

毎日新聞

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