来年2月24日にご在位30年式典 退位礼正殿の儀は4月30日 譲位関連の前半日程

2月15日(木)7時3分 産経新聞

 政府は14日、平成31年4月30日の天皇陛下の譲位に向けて、同年前半期に国の儀式として執り行う皇室関連行事の日程を決めた。2月24日に政府主催で天皇陛下ご在位30周年記念式典を開催する。「退位礼正殿の儀」(仮称)を4月30日に、「剣(けん)璽(じ)等承継の儀」と「即位後朝見の儀」を5月1日に、それぞれ憲法が定める国事行為として行う。

 ご在位30年式典は首相が式典委員長を務め、内閣府が事務主体となって東京都千代田区の国立劇場で、天皇、皇后両陛下のご臨席の下で開かれる。三権の長のほか、科学・芸術関係者ら各界の代表者が出席する。

 昭和天皇の崩御から30年にあたる1月7日の30年式年祭を武蔵野陵(東京都八王子市)で終えた後で、かつ落ち着いた時期が望ましいとして、この日程が選定された。ご在位20年記念式典は、鳩山由紀夫内閣当時の21年11月12日に、政府主催で開かれている。

 退位礼正殿の儀は、皇居・宮殿で行われ、天皇陛下が皇位を譲ることを告げる言葉(宣(せん)命(みょう))が読み上げられ、国内外に示される。事務主体は宮内庁が務める。

 皇太子さまが即位され、元号が改められる5月1日に行われる天皇の印「御(ぎょ)璽(じ)」、国の印章「国(こく)璽(じ)」などを継承する剣璽等承継の儀と、新天皇として初めて三権の長らと会われる即位後朝見の儀も、宮内庁が事務主体となり皇居・宮殿で催される。

 譲位は江戸時代後期の光格天皇から仁孝天皇への例以来、約200年ぶりで、憲政史上では初めてだ。現在の皇室典範だけでなく、旧皇室典範などにも規定がないため、政府が儀式のあり方の検討を進めてきた。

 一方、新天皇が国内外に即位を宣明され、世界各国の元首、要人らが参列する即位の礼の日程は未定だが、平成の御(み)代(よ)替わりでは国事行為として行われている。

 政府内には、天皇陛下が譲位を表明される形式が「政治的関与を禁じた憲法4条に抵触しかねない」との見方もあったが、即位と譲位は対になる重要事であることから、譲位の儀式も国事行為とすることにした。

産経新聞

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