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【都議会】小池派転身の3区議ら自民に離党届 都議選前に動き「勢いある知事公認で」

産経新聞2月17日(金)11時43分

 東京都の小池百合子知事の事実上の新党とされる地域政党「都民ファーストの会」が7月の都議選の第3次公認候補として発表した4人のうち、区議ら3人の地方議員が自民に離党届を提出し2人はすでに離党していたことが16日、分かった。都議選を前に都内各地で自民公認候補を支える地方議員が「小池派」へ転身する動きが相次いでおり、再選を目指す自民都議らは危機感を募らせている。

 自民に離党届を出した同会公認候補は、台東区の保坂真宏区議と足立区の馬場信男区議、小平市の佐野郁夫市議の計3人。都連によると、3人は2月上旬に離党届を出し保坂氏と佐野氏の離党はすでに認められ、馬場氏については離党を認めるかどうか、対応を協議しているという。

 離党した理由について、保坂氏は昨年7月の都議補選に続き、今夏の都議選でも自民の公認候補としての出馬を認められなかった点について触れ、「(自民への)不満がくすぶっていた」と説明。「旧態依然とした体制が残る自民を離党して、都政改革を掲げる小池知事と行動をともにする思いが強くなった」などの考えを示した。

 保坂氏同様、自民候補として都議選への出馬を目指しながら、出馬が見送られてきた馬場氏と佐野氏は「自民から出馬する可能性が低いなら、勢いのある小池知事が率いる『都民ファーストの会』の公認での都議選出馬を目指した」などと主張している。

 夏の都議選で、有権者に直接、支持を訴え票を集める役割を担うはずの区議ら自民の地方議員が相次いで「小池派」の公認候補として発表されている状況は、都議選に挑む自民候補の選挙戦に少なからず影響を与える。事態をふまえ、ある自民都議は、「都議選までに、小池知事による自民議員の切り崩しに歯止めをかけるしかない」と表情を引き締めた。

■千代田区長選で公然と反自民活動も

 自民に離党届を出した3人のうち、台東区議の保坂氏をめぐっては、都議選の前哨戦と位置づけられた千代田区長選が告示された1月29日、自民に籍を置いていたにもかかわらず、自民都連推薦候補の対抗馬で小池百合子知事が支援した現職候補の第一声会場に出席していた。

 約200メートルしか離れていない自民都連推薦候補の第一声会場では、台東区の重鎮として知られる自民都連の深谷隆司最高顧問が応援の弁をふるうなか、公然と“反自民活動”を行っていた。

 保坂氏は「当時、深谷さんが来ていたことは知らなかった」と釈明しているが、区長選の告示日に保坂氏の行動を知った自民関係者からは「裏切り行為だ」などと反発が続出。別の関係者は「深谷さんを敵に回したのだから、台東区では議員活動はできない」などと批判の声が相次いだ。

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