明日19日にかけて強烈な寒波1回目ピーク 短時間で積雪急増も 太平洋側も積雪恐れ
2025年2月18日(火)12時20分 tenki.jp
日本列島に強烈な寒波が襲来。今回の寒波は3連休にかけて居座り、長期間交通などへの影響が続く。まず1回目のピークが明日19日にかけて。日本海側は短時間で積雪急増の恐れがあり、なだれや落雪などの事故に十分な注意が必要。普段あまり雪の積もらない太平洋側も積雪の恐れ。
強烈寒波が襲来 半日で40センチの降雪も
今日18日(火)、日本付近は強い冬型の気圧配置となり、平地に雪を降らせる目安となる寒気(上空1500m付近でマイナス6℃以下)にすっぽりと覆われています。
日本海側は昨日17日(月)から広い範囲で雪が降り、風も強く、ふぶきで見通しが悪くなっている所があります。
午前11時までの12時間降雪量の最大値は、福島県檜枝岐村で40センチ(午前1時まで)、北海道今金町で37センチ(午前10時)、宮城県栗原市で35センチ(午前3時)など、東北や北海道の山間部で積雪がみるみる増えています。
風が強いため、東海など太平洋側にも一部に雪雲が流れ込んできています。
明日19日にかけて強烈寒波 1回目ピーク 交通影響など警戒
強烈寒波の1回目のピークが明日19日(水)にかけてとなるでしょう。
今日18日(火)午後はさらに強い寒気が南下し、全国的に北風や北西風が強まる見込みです。
日本海側を中心に雪の降り方が強まり、ふぶきで見通しが悪くなる所もあるでしょう。大雪となっている所にさらに積雪が増えるため、なだれや落雪などに十分な注意が必要です。
また、夜はさらに風が強まるため、普段あまり雪の積もらない近畿や東海、関東など太平洋側の平地にも一部に雪雲が流れ込むでしょう。関東平野でも一時小雪が舞う可能性があります。
名古屋など東海道新幹線のルートにあたるエリアでも積雪となる恐れがあり、交通の影響にも注意が必要です。
3連休の最終日24日頃まで寒波居座る 大雪・寒さに警戒
今回の寒波は3連休にかけて居座り、長期間にわたり、大雪による交通などへの影響が続く見込みです。
すでに今年は2月のはじめに長期滞在する寒波の影響を受けたばかりで、東北南部から中国地方では山間部を中心に平年の2倍以上の積雪となっている所があります。さらに立て続けに流れ込む、今回の長期寒波で、再び除雪作業が追い付かないような雪の降り方となる所もあるでしょう。
なだれや落雪など雪の事故が発生しやすくなるため、しばらく警戒が欠かせません。
また、太平洋側は晴れても強烈寒波の影響で気温が上がらず、真冬に逆戻りしたような厳しい寒さが続く見込みです。最高気温は特に西日本で平年より低く、大阪や福岡は6℃前後、名古屋は8℃くらいまでしか上がらず、厳しい寒さです。東京も10℃に届くかどうかで、風が身に沁みる寒さです。3連休は暖かい服装で、雪の影響にもご注意ください。