長い寒波のスタート 日本海側の広範囲で雪 全国的に真冬の寒さ

2025年2月18日(火)10時30分 ウェザーニュース

2025/02/18 11:00 ウェザーニュース

長い寒波の始まりです。今日18日(火)の日本列島は冬型の気圧配置が強まり、上空に強い寒気が流れ込んできました。日本海側は雪が続き積雪が増加するとみられますので、警戒が必要です。

日本列島は強い寒気に覆われる

低気圧が本州の東の海上で発達し、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置になっています。上空1500m付近で−6℃以下の、降水があれば平地で雪になるくらいの寒気が日本列島のほぼ全域を覆い、さらに強い−12℃以下の寒気も東北から北陸付近に流れ込んできました。
北海道から山陰にかけての日本海側は広い範囲で雪が降り、一部では強く降っています。10時までの6時間降雪量は青森県青森市・酸ケ湯で29cm、北海道倶知安町で20cm、群馬県みなかみ町で10cmを観測しました。酸ケ湯の積雪は475cmに達し、今シーズン一番の水準です。
10時00分の時点で北海道檜山地方には大雪警報が発表されています。

山沿いで積雪増加 近畿、東海も注意

寒波は始まったばかりで、この先1週間近く続くとみられます。明日19日(水)にかけてが寒気のピークで、北陸や東北の内陸部、山沿いを中心に1時間に5〜10cmの強い雪の降る見込みです。
その後も冬型が続いて積雪が増加し、21日(金)昼までの72時間の積雪増加量は北陸や関東甲信北部、東北南部の山沿いの多い所で100〜150cmに達する予想となっています。
雪雲の一部は太平洋側にも広がるとみられ、特に近畿や東海で雪が降りやすくなる見通しです。滋賀県の広い範囲や岐阜県の美濃西部、三重県北部でも10〜30cmの積雪が予想され、東海道新幹線や名神高速への影響が懸念されます。
21日(金)以降も冬型が続くため、積雪はさらに増える所がある予想です。

晴れる太平洋側も真冬の寒さ

強い寒気に覆われ続けるため、全国的に気温は低く真冬の寒さが続きます。
晴れる太平洋側も例外ではなく、東京都心は最高気温が9〜10℃、最低気温が1℃前後の予想で、連日この時期の平年に比べると低い気温です。最高気温が平年に戻るのは三連休明けの25日(火)となっています。
冬型の気圧配置となって北寄りの風が強く吹く日が多く、体感温度はさらに低くなるかもしれません。寒さ対策を万全にしてお過ごしください。

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