「自己肯定感が下がったら自炊がおすすめ!」パパッと作れて心を支える「軽めしレシピ」ベスト1

2024年2月22日(木)6時0分 ダイヤモンドオンライン

「自己肯定感が下がったら自炊がおすすめ!」パパッと作れて心を支える「軽めしレシピ」ベスト1

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「今週はちゃんとご飯を作るぞ」そう思って買い出しに行ったけれど、結局作れずに食材を処分する。そんな経験はありませんか?忙しいときに無理して作らなくても、今は外食やコンビニ、宅配でおいしいご飯が食べられる時代。けれども、「なんとなく自炊していない自分に後ろめたく感じてしまう人」も少なくないのではないでしょうか。そんな人におすすめしたいのが、自炊料理家の山口祐加さんの『軽めし』。その名の通り「軽いご飯」に特化したレシピが満載です。本記事では、本書の内容をもとに、パパッと作ることで自己肯定感も上がっちゃうレシピを紹介します。

Photo: Adobe Stock

「自炊したいけどできない…」自己肯定感が爆下がり

 それなりに自炊はするけど、忙しくなると途端に作れなくなる。そんな話はよく耳にします。

 私もその一人。会社員時代は週末に「来週はちゃんと自炊をするぞ!」と食材を買い込むものの、忙しくてほとんど自炊することができない……なんて生活を繰り返していました。

 思った通りに自炊ができないこともストレスなのですが、そのせいで傷んでしまった食材を捨てなければならないのが何よりもつらかったのを覚えています。

 冷蔵庫の中で水分が出てしまったきゅうりや、賞味期限が切れてしまった豆腐をゴミ袋に入れながら、「あーあ、またやっちゃった……」と一人落ち込んでいました。

 これがまあ、なんとも自己肯定感が下がるのです

「ご飯もまともに作れない」「貴重な食材をダメにしてしまった」「お金を無駄にした」など、自分のダメポイントの象徴のように感じていました。

自炊は「絶対に倒れないジェンガ」だ

 今は、料理の宅配も豊富にあるし、たいてい駅前にはコンビニも当たり前にある時代です。 だから、食材を無駄にするくらいなら、わざわざ自炊しようとする必要はないかもしれません。

 忙しいなら無理することはない。もちろん私もそう思うのですが、自炊したいという気持ちも嘘ではないのです。

 そんな私の気持ちを代弁するように、山口さんは次のように語ります。

 自炊は「絶対に倒れないジェンガを積み重ねる行為」と、私はいつも言っています。今日自分が料理をしたことは、誰かに盗まれることはないし、消えることもない。勉強や筋トレも同じですが、「食べる」という根源的な行為と結びついた料理は、人に、より生き物としての自信をつけてくれるものだと思っています。(中略)料理ほど日々の自分をメンテナンスし、大事にできる行為ってほかにないと思うんです。だから、私は少しでも多くの人に料理してほしい。楽しんでほしい。そのためには、料理をうんと簡単にする必要がありますよね。(P.66より)

 食べ物はどこでもすぐに買えるけれど、私たちは頭では「自炊のほうが体に良い」と知っている。 だから、自分の体や気持ちを大事にしようとすると、「自炊したいなあ」という願望に向かっていくのでしょう。

 食材を無駄にせず、でも無理もせず、パパッとおいしいご飯が作れたらいいのに!

 そんな願いを叶えてくれるレシピを、ぜひご紹介しましょう。

お皿もフライパンも汚れにくい「ホイル焼き」

 疲れていると自炊をしたくなくなる理由の一つが、なんと言っても「洗い物」

 面倒臭いと思うことが1つ増えるくらいなら、今日はやめておこう……。そう考えて、何度自炊チャンスを逃してきたことか。

 そんな人におすすめなのが、「ウインナーときのこのホイル焼き」です。 家にある食材を手でちぎるか、キッチンバサミでザクザク切って、ホイルで包んでフライパンで蒸し焼きにするだけ。

 しかも、ホイルで包んでいるから、お皿もフライパンもほぼ汚れない優れものです。

ウインナーときのこのホイル焼き(撮影:鈴木泰介)

【材料】(1人前)
ウインナー …… 4本(70g)
お好みのきのこ …… 100g(2種類あるとよい。ここではまいたけとえのきだけを使用)
ほうれん草 …… 2株(70g)
調味料
バター …… 5g
おすすめトッピング
レモン果汁 …… 適量
しょうゆ …… 適量
【作り方】
1 30cmほどに切った2枚のアルミホイルを十字になるようセットする。その中央に、半分に切ったウインナー、小房にほぐしたきのこ、3cm幅に切ったほうれん草をのせ、その上にバターを2〜3個に割ってのせる。
2 ホイルをきっちりと包んでフライパンの上に置き、まわりに水50mlを注ぐ。フタをして、中火で5分蒸し焼きにする。
3 さらに、弱火に落として7分焼く。湯気に注意しながら具合を確認し、火が通っていたらホイルごと平皿にのせる。お好みでレモン果汁やしょうゆをかける。

 山口さん曰く、「火が通りやすいタンパク質食材と野菜なら、なんでもいけちゃう」とのことなので、冷蔵庫にある食材から作れそうなのもいいところです。

もう食材は無駄にしない

「軽めし」にはほかにも、「素材1つだけ副菜」と銘打って、素材1つを「生」またはレンチンのみで作れるレシピも複数取り扱っています。

 ですから、「この野菜、そろそろ危ないかも」と思ったら、パパッと調理してしまえば食材を捨てる回数もグッと少なくなるはずです。

「切ってレンチンするだけ」「切って混ぜるだけ」でも、立派な自炊

「今日もご飯を作ったぞ!」という気持ちは、きっと明日からの自分を支えてくれるに違いありません。

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