『金持ち父さん 貧乏父さん』『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』以来20年ぶりに衝撃を受けた1冊のお金の本。

2024年2月22日(木)6時0分 ダイヤモンドオンライン

『金持ち父さん 貧乏父さん』『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』以来20年ぶりに衝撃を受けた1冊のお金の本。

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今年1月以降、新NISAが導入され、お金の本が売れに売れている。だが、マネー本も玉石混交だ。どんな本から読んだらいいかわからない人も多いだろう。そんな人たちにおすすめなのが、全米ベストセラー『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』。本書を「『金持ち父さん 貧乏父さん』(2000年刊)&『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(2002年刊)以来の衝撃の書」と『人生で読んでおいた方がいいビジネス書75冊』の中で絶賛しているのが「ビジネスブックマラソン」の土井英司編集長だ。今回は3万冊を読んできた日本随一のビジネス書の目利きである土井氏が「個人の人生設計に役立つ本・ベスト3」を特別寄稿する。

Photo: Adobe Stock

これまでに影響を受けたお金の本

 読者のみなさんは、「これまでに影響を受けたお金の本を挙げろ」と言われたら、どの本を挙げるだろうか?

 もちろん、投資の偉人たちが書いた金言集や評伝も勉強になるし、プロ投資家の方々の投資判断のルールも気になる。

 評伝であれば、『ビジネスは人なり投資は価値なり——ウォーレン・バフェット』(ロジャー・ローウェンスタイン著、(株)ビジネスバンク訳、総合法令出版、1998年)、投資の教訓も含めた自伝であれば、『人生と財産 —— 私の財産告白』(本多静六著、日本経営合理化協会出版局、2000年)あたりがおすすめだ。

 プロ投資家が書いた本では、『投資で一番大切な20の教え —— 賢い投資家になるための隠れた常識』(ハワード・マークス著、貫井佳子訳、日本経済新聞出版、2012年)、『ビジネスエリートになるための 教養としての投資』(奥野一成著、ダイヤモンド社、2020年)、『「日経平均10万円」時代が来る!』(藤野英人著、日本経済新聞出版、2024年)あたりが勉強になる。

個人の人生設計に役立つ本・ベスト3

 しかし、個人の人生設計という面からベストを挙げろと言われたら、筆者は間違いなく以下の3冊を選ぶ。

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん —— アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学』(ロバート・キヨサキ著、白根美保子訳、筑摩書房、2013年:最初の単行本は2000年)『新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 —— 知的人生設計のすすめ』(橘玲著、幻冬舎文庫、2017年:最初の単行本は2002年)『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』(ニック・マジューリ著、児島修訳、ダイヤモンド社、2023年)

「4象限」で日本に衝撃を与えた本

 正確には『改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん』より『改訂版 金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント —— 経済的自由があなたのものになる』(ロバート・キヨサキ著、白根美保子訳、筑摩書房、2013年:最初の単行本は2001年)を強くおすすめするが、流れがあるので両方読んで欲しい。ビジネスオーナー、投資家しか金持ちになれないと喝破し、日本に衝撃を与えた本だ。

『改訂版 金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』では、収入を得る方法を以下の4つの象限に分けている。

E= Employee(従業員)S= Self-employed(自営業者)B= Business owner(ビジネスオーナー)Ι= Investor(投資家)

 Eはいわゆるサラリーマンで、Sは組織を持たない個人事業主、Bは雇われ社長ではなく会社を所有するビジネスオーナー、Iは投資家を指す。

 著者のロバート・キヨサキは、お金持ちになりたいなら、この4つのうち、ビジネスオーナー(B)、投資家(I​)を目指すべきだと唱えたのだ。

 本書がこの4つのクワドラント(象限・4分割)を紹介したことで、サラリーマンでありながら副業で投資家・ビジネスオーナーを目指そうという人の層が厚くなったのは言うまでもない。

衝撃の人生設計本

『新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』は、「(収入−費用)×運用」というお金の方程式を示し、「賃貸派vs.持ち家派」論争に理論的根拠を示した、衝撃の人生設計本だ。

 不動産を他の金融商品と同列に論じ、利回りや価格変動リスク、借金をすることのリスク、経年により価値が下落するリスクを指摘。「市場経済では賃貸と持ち家に優劣はない」と結論づけ、話題となった。

 不動産のセールストークに、「家賃と同じだけのお金を払えば、家が手に入る」というのがあるが、この場合、同じ3000万円を借金し、他の金融資産で運用した場合の利回りは考慮されていない(通常、株式の利回りが不動産を上回ることが多い)。

最近出た衝撃の一冊

『改訂版 金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』、『新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』はどちらも、それまでのお金の常識を覆した本だが、最近新たに衝撃の一冊が登場した。

 2023年6月に邦訳が出され、現在8万部を超えているベストセラー『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』は、グローバル時代の人生設計を考える上で、極めて勉強になる本だ。

 著者は、全米屈指のデータサイエンティストで、パーソナルファイナンスの人気ブログ「OfDollarsAndData.com」の執筆者、ニック・マジューリ氏。

収入の2割を貯金しよう」「支出を減らせばお金持ちになれる」「賃貸vs持ち家

 など、パーソナルファイナンスの常識にことごとく疑問を呈し、データによって新たな事実を突きつけている。

 所得に対して一律に「何%貯蓄しよう」とアドバイスするのがなぜ間違いなのか、節約よりも収入を増やすことが大事な理由、収入がアップした場合、どの程度まで生活レベルを上げていいのかなど、気になるトピックに明確な答えを出しており、賢い人生設計を考える読者、FIRE(Financial Independence, Retire Early)を目指す読者には、ぜひ読んでいただきたい一冊だ。

 次回はこの『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』の詳細を説明しよう。

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