22日 強い雨や雷雨 春一番・黄砂飛来の可能性も

2020年2月22日(土)8時24分 tenki.jp

22日(土)は、日本海を発達しながら東へ進む低気圧の影響で広く南風が吹き、前線の通過で雨が降るでしょう。雨が止むと、風は西よりに変わり、大陸から黄砂が飛来する可能性があります。

22日(土) 寒冷前線通過で強い雨や雷雨

22日(土)は、日本海を低気圧が発達しながら東へ進む見込みです。低気圧から延びる寒冷前線が日本列島を通過するでしょう。朝は、九州や中国地方に寒冷前線に伴う雲がかかっており、一部で発達しています。
沖縄は、昼頃まで晴れますが、午後は雲が広がるでしょう。九州や中国地方の雨は、昼頃には止む見込みです。次第に晴れてくるでしょう。雨雲は東へ移動します。四国は昼頃にかけて、近畿は昼前後を中心に雨が降る見込みです。カミナリが鳴り、雨が強く降る所もあるでしょう。北陸や東海は、昼前から雨の降る所がありますが、雨のピークは昼過ぎから夕方にかけてです。カミナリを伴って、雨脚が強まる所があるでしょう。特に静岡県では、カミナリ雲が発達し、竜巻などの激しい突風が吹いたり、雹(ひょう)が降ったりする恐れがあります。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合は、建物の中に移動するなど安全確保に努めて下さい。関東では、雲が多いながらも日の差す所がありそうです。雨雲がかかるのは、夕方以降です。夜はカミナリの鳴る所がある見込みです。東北は、昼過ぎから雨や雷雨でしょう。北海道は、道南で昼過ぎから雨が降り、道東では夕方から雪や雨が降るでしょう。夜は広く雪や雨となる見込みです。カミナリが鳴り、雪や雨が強まる所があるでしょう。

関東で「春一番」の可能性も

寒冷前線が通過する前から通過するときは、南風が強めに吹く見込みです。関東地方では、昼過ぎから夜のはじめ頃を中心に8メートル前後の風が予想されます。この風が、春一番になる可能性があります。
関東地方の春一番は、次の事項を基本として総合的に判断されます。①立春から春分までの期間に限る。②日本海に低気圧があり、低気圧が発達すれば理想的。③強い南風が吹き昇温する。具体的には東京において、最大風速が8.0メートル以上、風向は西南西〜東南東で、前日より気温が高い。(関東の内陸で強い風が吹かない地域があっても止むを得ない)

22日(土) 最高気温は4月並みも 雪解けによる災害の恐れ

最高気温は、那覇は、きのう(21日)よりやや高く、4月中旬並みの予想です。九州から東海は、きのうと同じくらいか、低い所が多いでしょう。それでも福岡や大阪で15度くらいなど、3月中旬から下旬並みの所が多い見込みです。関東は、きのうより高く、東京都心や横浜で17度くらいなど、4月上旬並みの所が多いでしょう。晴れ間が出ると予想より上がる可能性があります。北陸、東北、北海道は、きのうと同じくらいか、高くなる所が多いでしょう。新潟や仙台で13度くらいなど、4月上旬並みになる所もある予想です。札幌は4度くらいで、3月中旬並みでしょう。雪の積もっている地域では、雪崩に注意が必要です。雪解けや雨で、河川の増水、低い土地の浸水、土砂災害が発生する恐れがあります。危険な場所には近づかないで下さい。

春の風物詩「黄砂飛来」か

寒冷前線の通過後は、西風に変わるでしょう。偏西風に乗って、東アジアの砂漠域(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)や黄土地帯で舞い上がった砂やほこりが、日本付近に飛来するでしょう。夜は、九州や四国、本州と北海道の日本海側で、黄砂が観測される可能性があります。雨上がりに洗濯物を外に干した場合、夜まで干したままにすると、汚れてしまうことがあるかもしれません。お気をつけ下さい。

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