水が地中から高さ10m噴出、歩道が長さ2mに渡って陥没…住民「ゴーとすごい音」
2025年2月24日(月)20時21分 読売新聞
道路から水が噴き出した現場(24日午後4時31分、埼玉県所沢市で、読売ヘリから)=源幸正倫撮影
24日午後1時45分頃、埼玉県所沢市松が丘の市道で、「道路が冠水している」と119番があった。市上下水道局によると、市道脇の歩道の地中約90センチに埋設された上水道管(直径約30センチ)が破損し、アスファルトを突き破って水が高さ約10メートルまで噴き出したという。職員が対応し、約2時間15分後に噴出は止まった。けが人などはなかった。
この影響で歩道が縦約2メートル、横約1メートル、深さ約1メートルにわたって陥没。周辺の住宅約20軒が断水し、同局は給水車で対応している。
水道管は1979年埋設で、老朽化によって破損した可能性が高いという。同局は現場周辺の水道管の更新工事を行っていた。
現場は西武鉄道の西武園駅から北東約1キロの住宅街。
近くに住む男性(76)は「ゴーというすごい音とともに一気に噴き上がった」と噴出した瞬間の様子を語った。