暖かい春 桜前線足早に北上か 3か月予報

2019年2月25日(月)17時33分 tenki.jp

このところ、広い範囲で季節先取りの暖かさが続いていますが、この先も気温が平年より高い状態が続きそうです。最新の3か月予報をもとに、3月から5月にかけての天気と気温の傾向をまとめました。

南からの暖かい空気が流れ込みやすい

向こう3か月の大気の流れをおおまかにまとめます。
この先もエルニーニョ現象が続く見込みで、この影響で、日本の南(南シナ海からフィリピン付近)で雲が発生しにくく、日差しで気温が上昇する傾向となります。
さらに、上空を吹く西よりの風(偏西風)が日本付近で北へ蛇行。これに引っ張られるように、南にある暖かい空気が流れ込みやすくなる見込みです。

3月 桜の開花を促す暖かさ

【天気】北海道や東北では、3月になっても冬の名残りで日本海側を中心にたびたび雪や雨が降りますが、今年は寒気の影響を受けにくく、平年に比べて曇りや雪または雨の日が少なくなりそうです。北陸は天気が数日の周期で変わるでしょう。関東から九州も天気が短い周期で変わりますが、湿った空気や気圧の谷の影響で平年よりも晴れの日が少なくなりそうです。沖縄と奄美は平年同様に曇りや雨の日が多いでしょう。
【気温】全国的に平年より高い見込みです。この暖かさで、桜のつぼみがどんどん膨らみ、九州から関東にかけて平年より早めに開花ラッシュを迎えそうです。ただ、お花見の頃は花粉症の方にとっては辛い時期。広い範囲でスギ花粉の飛散がピークとなり、西日本の早い所ではヒノキ花粉も飛び始めそうです。対策を万全にして乗り切りましょう。

4月 天気は数日の周期で変化 高温傾向続く

【天気】低気圧と高気圧が、日本付近を交互に通過します。春に3日の晴れなし、というように、全国的に天気が短い周期でコロコロと変わりそうです。ただ、関東から九州にかけては、南からの湿った空気や気圧の谷の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少ない傾向に。降水量は平年並みか多くなる見込みです。
【気温】引き続き、南から暖かい空気が流れ込みやすく、平年並みか高い状態が続く予想です。桜前線は、東北地方を駆け足で進み、月末には津軽海峡を渡って北海道へと上陸しそうです。

5月  気温は広く平年並み 沖縄や奄美はムシムシ

【天気】北海道や東北、関東、東海にかけては、天気が短い周期で変わるでしょう。北陸や近畿から九州も天気は数日の周期で変わり、平年と同様に晴れの日が多い見込みです。沖縄や奄美は梅雨に入る頃です。平年と同じように曇りや雨の日が多くなるでしょう。
【気温】広い範囲で、ほぼ平年並みとなりそうです。北海道では桜が咲き進み、関東から九州では半袖で過ごせる日も出てきそうです。沖縄と奄美は、平年並みか高い予想。ムシムシ、ジメジメとする日が増えてくるでしょう。

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