2週間天気 スギ花粉の飛散がピーク 春本番の陽気の日も 融雪災害に注意

2023年2月27日(月)11時39分 tenki.jp

3月に入ると、気温は平年を上回る日が多く、春本番の暖かさとなる日も。朝晩と昼間の気温差が大きくなるため、服装でうまく調節を。九州から関東では、スギ花粉の飛散がピークに。万全の花粉対策が必要。積雪の多い所では雪どけが進むため、なだれや道路の冠水などに十分注意。

1週目(28日〜3月6日):4月上旬から中旬並みの暖かさの日も

あす28日(火)も、日本付近は高気圧に覆われて、全国的に晴れる見込みです。ただ、3月1日(水)から2日(木)にかけて、気圧の谷の影響で、雨の降る所が多いでしょう。3日(金)以降は、高気圧に覆われて晴れる所が多い見込みです。関東や東北の太平洋側は、5日(日)から6日(月)頃に、雨が降りそうです。
気温は、あす28日(火)から3月1日(水)は平年を大幅に上回り、広い範囲で4月上旬から中旬並みの暖かさになりそうです。東京都心は、1日(水)は19℃の予想で、昼間は上着が必要ないくらいでしょう。ただ、2日(木)は気温が急降下。平年並みの所が多くなりそうです。前日との気温の差が大きいため、服装選びにご注意ください。4日(土)以降は、平年より高い所が多いでしょう。

2週目(3月7日〜12日):朝晩と昼間の気温差が大きい

7日(火)以降は、九州から関東では、晴れの天気が続く見込みです。東北と北海道は変わりやすい天気でしょう。11日(土)から12日(日)頃は天気が崩れ、雨や雪の降る所が多くなりそうです。
気温は、平年より高い日が多いでしょう。昼間は過ごしやすいですが、朝晩との気温の差が大きくなります。重ね着などでうまく服装を調節して、体調を崩さないようにお気をつけください。
積雪が多く残っている所では、気温の上昇と雨によって、雪どけが進みます。屋根からの落雪や傾斜地でのなだれに、十分ご注意ください。

九州から東北 スギ花粉がピーク

あす28日(火)以降、九州から関東では、広い範囲で、連日、花粉の飛散が「非常に多く」なりそうです。東北でも、本格的な花粉シーズンとなり、晴れて気温が高い日は、花粉の飛散が「多く」なるでしょう。
3月に入ると、九州から東北でスギ花粉の飛散がピークを迎えます。今シーズンの飛散量は、九州では例年並みの予想ですが、四国から東北では、例年より多いでしょう。特に、関東甲信では、非常に多く飛ぶ見込みです。
前シーズンと比べても、飛散量の多い所がほとんどで、特に、四国や近畿、東海、関東甲信では、前シーズンの2倍以上と、非常に多くなりそうです。これまで症状が弱かった方も、万全の対策が欠かせないでしょう。

多雪地域では、雪どけによる災害に注意

暖かくなることで心配されるのが雪どけによる災害や事故です。積雪が多く残る所では、主に次の3つの点に注意が必要です。
①雪どけによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温が上昇したり、雨が降ったりした後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。
②気温の上昇によって積もった雪が滑り、「屋根からの落雪」が起こりやすくなります。軒先で作業する際は、頭上の状況を確認するなど注意が必要です。また、除雪作業を行う場合は、命綱とヘルメット、滑りにくい靴を装着し、できるだけ複数人で実施するなど、安全を確保するようにしてください。
③  雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。

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