「あおり運転」されて危険を感じたら…意外と知らない“奥の手のボタン”とは?

2024年2月28日(水)11時0分 ダイヤモンドオンライン

「あおり運転」されて危険を感じたら…意外と知らない“奥の手のボタン”とは?

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Photo:PIXTA

あおり運転の標的にされたときは「逃げるが勝ち」。YouTubeには、あおられたドライバーがクルマを降りて相手を返り討ちにする動画などがアップされていますが、一般人はくれぐれも真に受けず冷静に対処しましょう。今回は、あおられたときにトラブルに巻き込まれないための“意外な奥の手”を紹介します。(自動車ジャーナリスト 吉川賢一)

道交法の改正後も「あおり運転」が後絶たず

 2017年6月、神奈川県内の東名高速下り線で痛ましい事故が起きました。ワゴン車があおり運転によって停止させられた挙げ句、乗っていた夫婦が後続車に追突されて亡くなったのです。この一大事件によってあおり運転の危険性が世間に知れ渡り、“撲滅”の機運が高まりました。

 その後は2020年6月に改正道路交通法が施行され、あおり運転などの「妨害運転」に対して厳しい罰則が設けられました。「不必要な急ブレーキ」をはじめとする妨害運転の典型例が示され、手を染めたドライバーには懲役刑や運転免許取り消しなどの罰則が科されるようになったのです。

 ですが、その後もあおり運転の被害がなくならないのが現実です。

 2022年にチューリッヒ保険会社が実施した「あおり運転実態調査」(全国のドライバー2230人が対象)によると、あおり運転をされた経験があると回答したドライバーは51.3%。実に2人に1人があおり運転の被害を経験していました。

 実際、筆者が高速道路を走行していても、追い越し車線をものすごいスピードで走ってきたクルマが、追い付いた前走車の後ろにピタリとつけ、前走車に道を譲らせる——といったシーンを日常的に見かけます。

 冒頭の事件から約7年、法改正から約4年がたとうとしている現在も、短気なドライバーは依然として存在するのです。その中で、もし私たちがあおり運転の被害に遭ったら、どのように対処すべきなのでしょうか。


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