帳尻合った? 札幌で2月は20年ぶりの降雪

2020年2月28日(金)9時58分 tenki.jp

道内では昨日(27日)から今朝(28日)にかけて、道央を中心に雪が降り、札幌でも昨日一日で5センチの雪が降りました。これで札幌の今月の月降雪量は182センチとなりましたが、2月の札幌の降雪量が180センチを超えたのは、2000年以来20年ぶり。
記録的に雪が少なかった1月までの分を取り戻すかのように、今月は雪が多くなりました。

5日には一日で41センチ

1月は積雪が一桁を記録する日もあるなど数十年ぶりの雪の少なさとなった札幌ですが、2月に入ってからは状況が一変しました。
今月5日には一日で41センチの雪が降り、一気に積雪も平年を超えましたが、その後も一日10センチ前後の雪の降る日が多く、昨日までの月降雪量は182センチに達しました。
札幌の2月の降雪量が180センチを超えるのは、1953年の統計開始以来8回目で、2000年以来20年ぶりのことになります。
また、今シーズンを通しての雪の量も、先月までと比べて倍増し、昨日までで365センチ。すでに昨シーズンよりも降った雪の量は多くなっています。
北海道では、シーズン前半の雪が少なくても、後半に雪の量が多くなることを「帳尻が合う」と表現しますが、今シーズンの札幌の雪は、まさに「帳尻が合った」と言えるでしょう。

3月は一気に雪解け?

明日(29日)にかけても、札幌で雪の降る時間は多少ありそうですが、雪の量は少ない見込みです。
また、最新の一か月予報では、3月は平年より気温が高めで、降雪量は平年より少ない予想となっています。そのため、今札幌で多く積もっている雪も、3月に入ればどんどん解けていきそうです。
春に向けて季節は順調に進みそうですが、路肩や屋根の上などに積もった雪が解けて崩れる恐れがあるため、雪解けに伴う事故には、今後注意が必要です。

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