流氷が低気圧通過で大きく南下 知床半島から根室海峡にも広がる

2021年3月3日(水)9時50分 ウェザーニュース

2021/03/03 09:55 ウェザーニュース

昨日2日(火)の北海道は低気圧の通過に伴って全道的に大雪に見舞われました。今日3日(水)は日本海側の一部で雪が残っている程度で、各地で天気が回復しています。
低気圧に向かって吹き込んだ北風が、オホーツク海の流氷を大きく南下させ、網走周辺から知床半島にかけての広範囲に接岸。今朝の斜里町ウトロ付近は一面に流氷が広がっている状況です。流氷の一部は根室海峡にも広がって、標津町からも沖合の流氷を確認することが出来ました。

衛星画像でも南下の様子がはっきり

気象衛星可視画像による流氷の様子

気象衛星ひまわり8号による可視画像を見ても、2月28日(日)に比べて、密集した流氷が南に広がり、網走などのオホーツク海沿岸まで近づいている様子がわかります。
また、知床半島の南側など根室海峡にも大きめの流氷の塊がいくつも見られ、一部は太平洋側まで流出している状況です。
今夜からは再び南よりの風に変わるため、いったん接岸した流氷は再び沖へに離れていく可能性があります。オホーツク海側は今日一日を通して晴天が続きますので、流氷を見るチャンスです。

参考資料など

写真・動画:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構

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