明日は冬型の気圧配置 北陸や東北は大雪 関東など北風強まる
2024年3月8日（金）16時0分 ウェザーニュース
2024/03/08 15:58 ウェザーニュース
明日9日(土)は低気圧が本州の東の海上で発達します。上空には強い寒気が流れ込んで、冬型の気圧配置が強まる見込みです。北陸や東北では大雪のおそれがあり、関東など広い範囲で北風が強く吹きます。
関東や東海、北陸は北西の風が強い
明日の朝には低気圧が本州の東の海上に進み、大陸からは高気圧が張り出します。日本付近は冬型の気圧配置で、東日本を中心に等圧線の間隔が混み合う見通しです。関東や東海、北陸などは北西の風が強まり、瞬間的には20m/sを超えるような強風が予想されます。
また、上空5500m付近で−36℃以下の真冬並みの強い寒気が北陸付近まで南下するため、大気の状態が不安定になって雪雲が発達しやすくなる見込みです。特に北陸や東北南部で雪が強まりやすく、強い風が加わることで吹雪になる所もあります。
北陸や東北は山沿いを中心に大雪
明日9日(土)〜明後日10日(日)の積雪増加量は北陸や東北南部の山沿いで30cm以上に達し、山間部の多い所では50cmを超える見込みです。東北から北陸の平野部でも積雪が予想され、局地的には活発な雪雲が通過することで短時間に雪が一気に積もる可能性があります。
積雪の急増による路面状況の悪化や山間部での雪崩の発生などが懸念されますので注意が必要です。強い寒気が南下するため中国山地など西日本の山間部でも雪の積もる所がありますので、峠道など標高の高い道路を走行する場合は、冬用タイヤやチェーンなど滑り止めを念のためご用意ください。
