冬型強まり東北や北陸などで強い雪 吹雪による視界悪化にも注意

2024年3月9日(土)9時30分 ウェザーニュース

2024/03/09 09:19 ウェザーニュース

今日9日(土)は冬型の気圧配置が強まり、日本列島の上空に真冬並みの寒気が流れ込んでいます。日本海側の各地は強い雪や吹雪などに注意が必要です。

低気圧が通過中の東北で強い雪

今朝は東北地方を低気圧が通過していて、西から冬型の気圧配置が強まってきています。上空5500m付近で−36℃以下の真冬並みの寒気が東北南部から北陸付近まで南下し、雪雲が発達しやすい状況です。
特に低気圧が通過している東北の山沿いで雪が強まっていて、9時までの1時間には山形県大蔵村・肘折で6cm、秋田県由利本荘市・矢島で5cmの降雪を観測しました。また、長野県北部では昨夜から今朝にかけて30cm近い新たな雪が積もっていて、大雪警報が発表中です。
寒気が強いため西日本でも山沿いを中心に雪が続いていて、積雪が増加しています。
沿岸部では風も強く、9時までの最大瞬間風速は新潟県佐渡市・両津で30.3m/s、新潟空港(松浜)で28.8m/s、山形県小国町で28.5m/sを観測しました。

午後は北陸の山沿いで積雪増加

低気圧が東に抜けた後は、北陸が雪や雨の中心になる見込みです。山沿いでは1時間に5cmを超えるような強い雪が断続的に降り、多い所では今後24時間で50cm以上の大雪が予想されます。
沿岸部でも活発な雪雲が通過するタイミングでは雪が勢いを増し、短時間に積雪が急増する見通しです。大気の状態が不安定なため、雷や突風、霰(あられ)を伴うこともあります。
また、西寄りの風が強く吹いて吹雪となることもありますので、積雪急増による路面状況の悪化や山間部での雪崩、視界不良などに十分注意をしてください。

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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