ペットへの新型コロナ感染「否定できない」 日本獣医師会、濃厚接触した犬は他者と接触させないよう呼びかけ

2020年3月10日(火)16時15分 BIGLOBEニュース編集部

画像はイメージ

写真を拡大

日本獣医師会は9日、新型コロナウイルスの感染者と濃厚接触したペット動物について、「感染の可能性は否定できない」との見解を公表した。


日本獣医師会では、香港で2月28日に新型コロナウイルス感染者の家庭で飼育されていた犬から弱陽性反応が出たことについて、「犬にウイルスが感染し、犬の体内で増殖して排出されたと確認されてはいません」としていた。その後、香港政府が繰り返し検査した結果、人から犬にコロナウイルスが感染したと思われると発表。これを受けて日本獣医師会は、「現時点では感染サイクルの主体は人ですが、感染した人と濃厚接触のあったペット動物への感染の可能性は否定できないと考えます」との見解を示した。


この見解に基づき日本獣医師会は、新型コロナウイルスが陽性となった飼い主と接触のあった犬については、人や犬等との接触を避けるよう呼びかけ。「仮に臨床症状が認められた場合には、かかりつけの獣医師とも電話相談のうえ、国立感染症研究所獣医科学部に問い合わせてください」とのこと。ただ、現時点では、「飼い主がしっかりした感染防御の対応をとることが、ご自身のペット動物を感染から守るためにも、最も重要だと考えます」としている。

BIGLOBEニュース編集部 BIGLOBEニュース編集部RSS

「獣医師」をもっと詳しく

タグ

「獣医師」のニュース

「獣医師」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ