春は天気が毎日変わる?

2019年3月12日(火)9時10分 ウェザーニュース


2019/03/12 08:54 ウェザーニュース

春になり、穏やかで暖かな風が吹くことが多くなりました。冬の風から春の風にかわると、日本付近の天気図も変わってきます。これが、タイトルにある「春は毎日のように天気が変わる」理由なんです。

高気圧と低気圧が交互にやってくる

冬と春の典型的な天気図

冬は、等圧線が縦にならんだ西高東低の冬型の気圧配置が続きやすく、その結果、日本列島には冷たい北西からの強い風が吹きます。
一方、春になると冬型の気圧配置はしだいに減ってきて、高気圧と低気圧が日本に交互にやってくるようになり、北西からの強い風が吹きにくくなります。
さらに、冬に比べると日本列島にかかる等圧線の数はぐんと少なくなるため、春の風は穏やかなのです。
しかし、春は高気圧と低気圧が交互にやってくるので、気圧配置は毎日のようにかわります。
そのため春の風向きは変わりやすく、また低気圧が急に発達して、ときに嵐をもたらす春一番のように突風が吹き荒れることも…。新しい季節の訪れを告げる一方で、非常に危険な面も持ち合わせているんです。

今週も天気は周期変化

11日時点の予想天気図

13日(水)〜14日(木)は低気圧が東へ離れますが、15日(金)〜16日(土)は本州付近を低気圧が通過し、爆弾低気圧と呼べるほど急速に発達するおそれもあります。その後、17日(日)には再び冬型の気圧配置になり、18日(月)になると移動性高気圧が進んでくることで冬型は緩んでいきそうです。


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