採取DNA、記録抹消で和解 障害者男性と兵庫県警

3月16日(月)17時40分 産経新聞

大阪高裁の入る庁舎

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 兵庫県警がDNA型鑑定のため任意捜査で同意なく口腔(こうくう)内の組織片を採取したのは違法だとして、重度の知的障害がある同県西宮市の40代男性が県に165万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審は16日、大阪高裁で和解が成立した。県警側がDNA型記録を抹消するなどの内容。

 昨年3月の1審神戸地裁判決は「男性は遺伝情報提供の意味を理解する能力がなく、採取に同意したといえない」と証拠収集の違法性を認め、県に11万円の支払いを命じた。双方が控訴していた。

 男性の代理人弁護士によると、県警側は警察庁データベースに登録されたDNA型記録を抹消し、障害者に合理的な配慮を行えるよう研修を実施するとしている。

 1審判決によると、男性は平成27年10月、県警西宮署で口腔内の組織片を採取された。同年12月、軽犯罪法違反容疑で書類送検され、起訴猶予処分となっていた。

産経新聞

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