だるま朝日 日の出直後の太陽がいびつな形に 三重・尾鷲

2021年3月18日(木)7時40分 ウェザーニュース

2021/03/18 07:39 ウェザーニュース

今日18日(木)朝、三重県尾鷲市では海から昇る太陽が、海面付近でくびれたような姿になりました。このように太陽がくびれて見える朝日は「だるま朝日」と呼ばれていて、蜃気楼の一種です。

だるま朝日が見える原理

だるま朝日(夕日)は、秋〜冬、そして春にかけて目撃されることが多く、冷たい空気と比較的暖かい海面との間に大きな気温差が生まれます。その温度差によって、人の目に届く光が曲げられる蜃気楼が発生し、丸い太陽がゆがんだ形に見えるのです。
風も弱く晴れていたため、地上付近の熱が上空に逃げる放射冷却現象が働いたとみられ、今朝の三重県尾鷲の最低気温は5.3℃まで下がりました。また、三重県水産研究所の観測によると、今朝の尾鷲市沖の水温は17℃前後と温度差が大きくなったために、海面付近で蜃気楼が発生して、太陽がくびれたように見えたと考えられます。

昼間も晴天 春を感じる陽気に

今日はこのあとも広く晴れるところが多くなります。だるま朝日が見られた尾鷲では、昼間は20℃まで気温が上がるなど、上着無しで過ごせるくらいの暖かさとなる予想です。
朝と昼間の気温差が大きくなりますので、脱ぎ気しやすい服装を選ぶなど、体調を崩さないようにお気を付けください。

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

ウェザーニュース

「だるま朝日」をもっと詳しく

「だるま朝日」のニュース

「だるま朝日」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ