開花する前から分かる!ソメイヨシノの見分け方
2019年3月20日(水)18時45分 ウェザーニュース
2019/03/20 18:40 ウェザーニュース
日本でよく目にする桜の9割はソメイヨシノです。が、「これはソメイヨシノかな?」と思っていたら、実際咲いたら違った…という経験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、樹皮や樹形、つぼみの様子などからソメイヨシノを見分ける方法を解説します。
柄や花で見分ける

◆花の柄
ケバケバとうっすら毛がある
◆ガク
ギザギザしている
ガクの下の方が膨らんでいる
◆雄しべ
花びらの3分の1くらいの長さ
◆花びら
切込みは一箇所で5枚の花びらがある
◆葉
花が開くときに葉が出ていない
※花が咲くときに葉が出ていない桜は「カンザクラ」「エドヒガン」などもあります。一方、花が咲くときに葉がでているものには「ヤマザクラ」「オオシマザクラ」「カスミザクラ」「サトザクラ」などがあります。
樹形で見分ける

主に目にする桜の樹の形は上の2つです。
【盃状】ヤエザクラ・サトザクラ
【傘状】ヤマザクラ・オオシマザクラ・ソメイヨシノ・エドヒガン
※NPO法人東京樹木医プロジェクト資料参照
樹皮で見分ける

■ソメイヨシノ
樹皮は赤褐色で灰色っぽい。濃い褐色の短い横すじがつながっている。
■ヤマザクラ
樹皮は紫褐色で、光沢があり、横長のすじが目立つ。ソメイヨシノより少し長い。
■オオシマザクラ
樹皮は紫褐色で光沢あり。横すじは細く短い。
■エドヒガン
樹皮が縦すじに割れている。
数百種類の園芸種がある桜を見分けるのはプロでもかなり難しい所です。
一番多く目にするソメイヨシノから、まずはみわけられるようになると、さらに桜の世界が広がって行くかもしれません。