累計発行部数1億1500万部!内田康夫氏逝去の影響

3月21日(水)11時0分 まいじつ


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テレビドラマ化もされた『浅見光彦シリーズ』で知られる作家の内田康夫氏が、3月13日に敗血症のため東京都内で死去した。83歳だった。


「1982年の『後鳥羽伝説殺人事件』から始まった浅見シリーズで人気に火が付き、西村京太郎氏と並ぶ旅情ミステリーの書き手として活躍しました。浅見シリーズは映像化され、テレビドラマでは俳優の榎木孝明や辰巳琢郎中村俊介らが浅見役を演じました。『天河伝説殺人事件』は市川崑監督によって映画化もされました」(テレビドラマプロデューサー)


浅見シリーズは累計約9700万部。『信濃のコロンボ』シリーズなどを含め、著作の累計発行部数は計約1億1500万部にも上るという。


内田氏は2008年に『日本ミステリー文学大賞』を受賞。読者との交流を大切にし、文壇きっての囲碁の打ち手としても知られた。プロットなしで書き始めることでも知られ「決めてから書くとスリルがない」と生前話していたという。


「これで毎年行っている『北区内田康夫ミステリー文学賞』の格が上がり、応募者が増えることでしょう。問題は誰が審査委員長を務めるかですが、いまのところ候補の筆頭格は、生前、仲がよかった森村誠一氏でしょうね」(出版関係者)



脳梗塞で倒れて休筆宣言


昨年5月、連載小説『孤道』の単行本が未完のまま毎日新聞出版から刊行されることになったときに、ある程度、死を覚悟していたとされる。


「内田氏は脳梗塞で倒れたときに、連載は204回で中断していましたが、もう自分の葬式をどうするか、財産をどうするかは弁護士に託していたとされています。完結することを目指して療養に励んでいましたが、左半身にまひが残り、執筆を断念。休筆宣言に至っていたのです」(同・関係者)


SNSでは《もう浅見光彦が活躍しないのかと思うと残念》、《もはやショックで立ち直れません》、《何といっても浅見光彦はミステリー小説としては稀有のキャラクターであり永久に不滅です》など、ファンからは惜しむ投稿が相次いでいる。


巨星がまたひとつ墜ちた。



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