南海電鉄、62年続けた「みさき公園」事業から撤退

2019年3月26日(火)19時24分 BIGLOBEニュース編集部

画像は「みさき公園」ホームページのスクリーンショット

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南海電鉄は26日、大阪府岬町の遊園地「みさき公園」事業から2020年3月31日をもって撤退すると発表した。


「みさき公園」は、1957年に南海電鉄創業70周年記念事業として開園した動物園やイルカショーを保有する総合遊園地。開園30周年を迎えた1987年には大型レジャープール「ぷ〜るらんどRiO」を開設、1989年度には約72万人の年間来場者数を記録した。しかし、レジャーの多様化により来場者数の減少が続き、2017年度はピーク時の半分の約36万人にまで下落。新イルカ館「シャイニースタジアム」や鉄道体験施設「わくわく電車らんど」などを開設するも、来場者数の減少に歯止めがかかっていない。


また、収支も長期にわたって赤字が続き、2017年度の決算では約33億円の減損損失を計上。南海電鉄は、再建策を検討してきたが事業継続は困難と判断し、2020年3月31日をもって「みさき公園」事業から撤退する。利用者に対しては、「大変申し訳なく存じますが、何とぞご理解賜りますようお願いいたします」とコメント。「みさき公園」の今後については、岬町とも十分に協議するとしている。

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