「ラブライブ」ファンお手柄! 聖地巡礼で事故目撃→率先し車両誘導...地元「敬意を表する」

3月30日(金)19時44分 J-CASTニュース

「ラブライブ!サンシャイン!!」の舞台として知られる静岡県沼津市内浦地区へ「聖地巡礼」に訪れていた一部ファンの「ある行動」に、地元住民が「敬意を表さずにはいられません」と感謝している。

地元の観光案内所などによれば、それは同地区で発生した車3台が関係する事故のことだ。片側1車線の道路で交通渋滞も懸念された中、ファンら数人が自らすすんで、車の誘導に専念した結果、無事に「後続の車もトラブル無く進めた」という。




20代前半の男性ファンか



沼津市内浦地区は、伊豆半島沿岸の駿河湾に面する人口1836人(17年10月時点)の町だ。9人の少女が結成するスクールアイドルグループを軸にした人気作品「ラブライブ!サンシャイン!!」(テレビアニメはTOKYO MXほかで放映)の舞台にあたり、多くのファンが「聖地巡礼」に訪れている。



そんなのどかな街の観光案内所「三の浦総合案内所」(内浦長浜)が面する県道17号沿いで2018年3月28日夕、車3台が絡む交通事故が発生したと明かすのは、同案内所の担当者だ。29日のJ-CASTニュースの取材に「車3台の追突事故でした。真ん中の車に乗っている方はむちうち状態になっていました」と話す。



事故現場の道路は片側1車線だった。事故の車3台でパンク状態になった車線では、多くの車や大型バスなどが後ろからやってくる一方、もう片方の車線では、双方向の車が往来する。近隣住民や観光客ら野次馬も集まり、周囲は騒然としていたという。



そんな窮地を救ったのが、居合わせた「ラブライブ!サンシャイン!!」のファンたちだ。同担当者によれば、ファンらは「どこからともなく」現れると、自ら率先して赤の誘導灯を持ち、大声で双方向から来る車両を誘導した。20代前半くらいの男性4人程度で、「本当に上手で、機敏な動きでした」という。



担当者は「2次事故に遭ったら困るな」と心配していたそうだが、おかげで助かったと感謝の言葉を繰り返した。警察と消防が事故後「1時間くらい」経過した頃に現場に到着するまで、彼らの交通誘導は続いたという。





「誘導灯や笛を貸してほしいとやって来た」



一部ファンのこうした行動は、ツイッターでも注目を集めることになった。地元の旅館「とさわや旅館」(内浦三津)のツイッターアカウントが28日夜、



「本日夕方に三の浦案内所前で乗用車3台が絡む交通事故がありました。警察官到着前の騒然とした中、数名のファンの方々が声を枯らしながら内浦主要道路が渋滞をしないように交通誘導を行っていました。彼等のおかげで後続の車もトラブル無く進めたのでは無いかと思います。敬意を表さずにはいられません」


と明らかにしたのだ。



ツイートのリプライ欄では、「ラブライブ」のファンを「(ラブ)ライバー」と呼ぶことから、



「沼津に来られるライバーさん達は親切なんですね!二次災害にならないで良かったです」

「ライバーの鏡ですな 同じライバーとして凄く嬉しいです」

「同じ地に観光にきたことも多生の縁です。皆仲間なのです」


と称賛の声などが相次いで寄せられた。



ツイートを投稿した旅館の従業員は、J-CASTニュースの取材に「地元消防団の役員を務めています。ファンの子たちが、誘導灯や笛を貸してほしいとやって来ました」と説明した。



約4〜7人の若い男性が40〜50人くらいの野次馬に見守られる中、道路の中央、両側とそれぞれ役割を分担し「一生懸命、だいぶ大きな声」で誘導する。従業員はそんな姿に、「今の若者にしては良心的な子たちだと感動しました」という。



総合案内所の担当者も「『ラブライブ!サンシャイン!!』のファンの方は、地元の人よりも積極的にゴミ拾いをしてくれるなど、損得なしに動いてくれます」と述べていた。



「遠くから聖地巡礼に来て、地域を盛り上げてくれて、感謝しています。ここはアニメの放送前と比べ、多くの車や人が行き交う町となりました」


一方、静岡県警の広報課はJ-CASTニュースの取材に「こちらに(そのような事故の)記録は残っていない。発表案件でなかったのではないか」と話した。

J-CASTニュース

「ラブライバー」をもっと詳しく

このトピックスにコメントする

「ラブライバー」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ