愛子さま、佳子さま結婚で「女性宮家」は必要か?皇位継承問題の“3つの論点”とは

2024年4月3日(水)11時0分 ダイヤモンドオンライン

愛子さま、佳子さま結婚で「女性宮家」は必要か?皇位継承問題の“3つの論点”とは

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天皇陛下の64歳の誕生日を祝う一般参賀に臨まれる天皇、皇后両陛下と長女の敬宮愛子さま、秋篠宮ご夫妻と次女佳子さま=2月23日、皇居・宮殿(松井英幸撮影) Photo:SANKEI

皇位継承問題の解決に向けて高まる女性皇族めぐる議論

 岸田文雄首相に対する批判は保守派からもすさまじい。自民党の支持率が落ち、党員数が減っている原因についても、清和会の不祥事ではなく、LGBT法案の成立のせいだとかいっている。

 しかし、保守派の人たちも、岸田首相が安倍晋三元首相の悲願であった皇位継承問題に決着をつけるべく動いていることは、高く評価している。

 自民党では麻生太郎副総裁を会長として「安定的な皇位継承の確保に関する懇談会」を2023年11月に設置し、政府の『皇位継承に関する有識者会議』が2022年に取りまとめた報告書を具体化する作業中である。

 焦点は、女性皇族だけが結婚後も皇室にとどまることと、旧宮家の男系男子を養子とすることを可能にする皇室典範改正である。

 一方、立憲民主党は、自身が首相だったときの女性宮家案(一般的には、結婚後の女性皇族の家族も皇族とし、皇位継承権も与えることを指す)に拘泥する野田佳彦元首相を委員長とする委員会が論点整理案をまとめた。その内容は「女性宮家を緊急的な課題として議論を急ぐ必要がある」とする一方、女性宮家は将来の女系天皇につながるという慎重意見も併記されたようだ。

 公明党は北側一雄副代表が、女性皇族だけが皇族として残る案に理解を示す発言をしている。

 この問題は、今国会で議論される可能性もあるので、これまでの経緯と、なにが焦点であるのかについて、総括したい。


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