新年度に「きぼう」を 国際宇宙ステーション(ISS)を見られるチャンス 天気は?

2022年4月4日(月)11時4分 tenki.jp

今夜は広い範囲で「きぼう 国際宇宙ステーション(ISS)」を見られるチャンスです。観測のポイントや天気について、まとめました。新年度に希望が持てるよう、空を見上げてみてはいかがでしょうか。

「きぼう」を見られるチャンス いつ? どこ?

今夜は、広い範囲で「きぼう」に出会える可能性があります。
国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空に建設された実験施設で、「きぼう」はその中の日本実験棟の名前です。ISSはサッカー場くらいの大きさで、条件が揃えば地上から肉眼で見ることができます。
4日(月)の夜、きぼうが見え始める時刻と最大仰角(最接近)時の方角を表した図を見ますと、福岡・広島では19時34分頃から、大阪・東京・金沢・仙台・秋田・札幌では19時35分頃から、那覇では19時37分頃から、観測のチャンスがあります。見え始めから見え終わりまでは、5分程度です。
「きぼう」がどのように見えるかと言いますと、明るい星のような光が、飛行機よりも速めのスピードで、流れて行くように見えます。望遠鏡などを使うと、視野が限定されてしまい、見逃す可能性がありますので、肉眼で探すと良いでしょう。スマートフォンなどで動画を撮影すると、光がスーッと動いていく様子をとらえることもできるので、おすすめです。

気になる天気は?

気になる天気ですが、4日(月)夜は、北海道や東海から西では、広く晴れるでしょう。「きぼう」の観察には、条件の良い所が多くなりそうです。
一方、関東や東北では、4日(月)夜は、太平洋側を中心に、雨が降るでしょう。ただ、東京や仙台などでは、5日(火)も18時47分頃から「きぼう」を見られる可能性があります。5日(火)には、関東や東北でも天気が回復するため、「きぼう」を見られるチャンスです。
ただ、4日(月)、5日(火)とも、晴れる所では、日が暮れると、急にヒンヤリしてくるでしょう。「きぼう」を見つけるために空を見上げる際は、暖かい服装を心がけてください。

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