長野で「幻日環」が出現
2021年4月6日(火)16時15分 ウェザーニュース
2021/04/06 15:46 ウェザーニュース
長野県白馬村では、空に弧を描く白く光る帯が見られました。
これは「幻日環」と呼ばれる光学現象で、上空高い所に広がる雲を構成する氷の粒が太陽の光を反射することで現れます。これだけはっきりと見える幻日環は、全国でも年に十数回程度しか見られない珍しい現象です。
太陽の中心を通り、天頂を中心とした円を描きますが、今回はその一部だけが見えたと考えられます。
今夜は近畿や中部でにわか雨に注意
様々な光学現象
ハロや幻日環などの光学現象は、低気圧や前線が接近して薄い雲がかかった時、つまり天気下り坂のときによく見られます。
今日は広い範囲での天気の崩れはないものの、近畿から中部では局地的な低気圧が発生する影響で、夜にかけては所々で雨が降る見込みです。
今、日差しが届いている所でも今後の空模様の変化には注意してください。
参考資料など
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)