黒田清子さん 夫・慶樹さんが都庁の退職目前で派遣された「定年後の就職先」
2025年4月15日(火)6時0分 女性自身
令和7年度が始まる直前の今年3月、ある東京都職員人事が宮内庁内で話題になった。
「東京都職員の部長級人事で、2005年に黒田清子さんと結婚した慶樹さんの、公益財団法人東京動物園協会への派遣が発令されました。慶樹さんは、これまで籍を置いていた建設局の担当部長の肩書のまま、4月1日付で同協会の常勤の常務理事に着任したのです」(宮内庁関係者)
昨年11月に薨去された三笠宮妃百合子さまの斂葬の儀にも、夫婦で参列していた清子さんと慶樹さん。天皇ご一家や上皇ご夫妻は、慎ましく穏やかな黒田夫妻に、全幅の信頼を寄せられているという。前出の宮内庁関係者は話す。
「東京都と三重県を行き来しながら、清子さんは伊勢神宮の祭主の務めをしっかりと果たしてきました。天皇陛下に報告するため頻繁に御所を訪れているほか、上皇ご夫妻が生活される赤坂御用地の仙洞御所もよく訪れています。
美智子さまは慶樹さんに対しても、『あの人はしっかりしています。大人ね』と、知人に語られていたと聞いたことがあります。皇室を支える務めを、民間人としても続ける清子さんを献身的に支えてきた慶樹さんを、美智子さまは非常に高く評価してきたのです」
まさに絶賛の“婿殿”の評価を得ていた慶樹さん。常務理事となった東京動物園協会はどのような団体なのか。
78年前に任意団体として設立された同協会は、恩賜上野動物園や多摩動物公園、葛西臨海水族園などの飼育業務を含めた事業・運営を担っている。いわゆる都の外郭団体とされ、上皇さまの弟・常陸宮さまが総裁を務められており、皇室ともゆかりが深い。
「昭和のころは、高松宮宣仁親王が総裁を務められていました。国内外の動物園や研究機関とも協力し、野生生物の保全にも尽力してきた団体として知られています。飼育や展示以外にも、園内のギフトショップやレストランの運営も行っています。
また代々、東京都建設局の部長級職員が派遣されるほか、退職後の都職員が再就職で“天下る”ケースもあります。現在の制度では、慶樹さんの年次にあたる職員の定年は62歳。定年を目前にしたこの人事は、“天下り”を見据えたものとも言えます。まだまだ清子さんは祭主の務めも多忙です。定年後も、慶樹さんはそのまま同協会の理事として働くことになるようです」(皇室担当記者)
これからも皇室を支えながら、慶樹さんは堅実に働くのだろう。そんな婿と最愛の娘を、美智子さまが温かく見守り続ける。