【財務次官セクハラ疑惑】野党の主戦場、「加計」から「セクハラ」へ

4月17日(火)22時28分 産経新聞

 立憲民主党など6野党は17日、福田淳一財務事務次官のセクハラ疑惑をめぐり安倍晋三政権への攻勢を強めた。麻生太郎副総理兼財務相の任命責任にも矛先を向け、政権に対する退陣要求を加速させている。(小沢慶太)

 立憲民主、希望、民進、共産、自由、社民の6野党は、セクハラ疑惑に関する合同ヒアリングを国会内で開き、財務省の担当者らに集中砲火を浴びせた。

 民進党の小西洋之参院議員「被害者にプレッシャーをかけるような調査をやることが間違っている」

 立憲民主党の杉尾秀哉参院議員「明らかにタガが外れている。組織防衛しか考えていない!」

 疑惑を報じた「週刊新潮」が公開したセクハラ発言とされる音声データの声紋鑑定を実施するよう迫る意見も相次ぎ、財務省側は「調査方法は弁護士に任せている」と弁明を繰り返した。女性記者に調査への協力を依頼したことへも批判が噴出した。

 6野党はヒアリングに先立つ国対委員長会談で、学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設計画に絡み、柳瀬唯夫元首相秘書官の証人喚問を求める方針を改めて確認した。自民党は23日に衆院予算委員会の集中審議を開き、柳瀬氏らを参考人招致する方針を決めたが、野党は反発を強めている。

 ただ、政権追及の「主戦場」は福田氏の疑惑に移った感がある。立憲民主党幹部は「今、一番のターゲットはセクハラ疑惑だ」と腕まくりする。

 野党が福田氏追及の先に見据えるのは麻生氏の「クビ」だ。立憲民主党の辻元清美国対委員長は相次ぐ不祥事の追及を「疑惑のもぐらたたき」と表現し、「麻生氏は責任を逃れられない」と記者団に語った。

 6野党とは距離を置く日本維新の会もセクハラ疑惑には厳しい視線を注ぐ。浅田均政調会長は記者団に、福田氏を更迭しない財務省の姿勢を「身内に甘い。公務員の倫理観が問われている真っ最中に、何を考えているのか」と断じた。

 組織防衛ばかりを際立たせる財務省を、立憲民主党幹部は冷ややかに評した。

 「もはや、一刻も早く福田氏を辞めさせることが最大の『組織防衛』だ」

産経新聞

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