【陸自イラク日報問題】自民、日報の格付け見直し検討へ 行政文書扱いに批判続出「特定秘密でも不思議じゃない」

4月17日(火)18時38分 産経新聞

答弁する小野寺五典防衛相。左は河野太郎外務相=17日午前、国会・参院第34委員会室(春名中撮影)

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 自民党の安全保障調査会と国防部会は17日、陸上自衛隊イラク日報問題に関する合同会合を開いた。出席議員からは自衛隊の日報について、行政文書として情報公開請求があれば開示の対象となることへの批判と、特定秘密扱いにすべきだという主張が相次いだ。安保調査会長の中谷元・元防衛相は会合後、日報のあり方に関する党の提言を出す考えを記者団に示した。

 「部隊が危険にさらされる可能性がある。特定秘密にしても決して不思議ではない情報だ」

 議員の一人は、自衛隊の日報が公開されるリスクをこう強調した。別の議員も「日報は隊員の命に関わり、自衛隊のノウハウにも直結する。そもそも書類の格付けが間違っている。厳格なルールが必要だ」と声を上げた。

 特定秘密に指定されれば最長5年間は非開示となり、その後も延長が可能だ。これに対し自衛隊の日報は、情報公開法で定める行政文書に該当し、情報公開請求があれば原則開示しなければならない。16日に開示されたイラク日報は計435日分、約1万5千ページに及んだ。

 防衛省側は「部隊の安全に関わる情報などは黒塗りにして不開示にしている」と説明したが、議員らは「専門家がみれば大方の見当はつく」「黒塗りにしてばんばん出す国は例がない」などと開示することを問題視した。防衛省は「米軍の日報に相当する『モーニングリポート』は30年間は非開示で、その後に解除される」と説明した。

 一方、小野寺五典防衛相は17日の参院外交防衛委員会で、開示したイラク日報に「戦闘」という文言が表記されていた件に関し「自衛隊が活動した地域は『非戦闘地域』の要件を満たしていた」と重ねて強調。記者会見では「現場の隊員が緊張感を持って対応した状況がわかる一次資料として貴重なものだ」と述べた。

産経新聞

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