【自民党総裁選】安倍晋三首相、岸田文雄氏と会談 色濃くにじむ「禅譲」路線

4月17日(火)7時23分 産経新聞

自民党の岸田文雄政調会長との会食後、店を出る安倍晋三首相=16日午後、東京都港区(佐藤徳昭撮影)

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 安倍晋三首相(自民党総裁)は16日夜、岸田文雄政調会長と都内の焼き肉店で会食した。学校法人「森友学園」問題や財務事務次官のセクハラ疑惑が次々と浮上し内閣支持率の下落が続く中、9月の総裁選対応が注目される岸田氏だが、次々回の総裁選での「禅譲」路線を色濃くにじませる会食となったようだ。

 岸田氏が政調会長就任後に首相と2人で会食したのは1月25日以来、2回目だった。総裁選が話題に上ると、岸田氏は対応を決めていないとする自身の立場について「スタンスは今までと変わりません」と述べた上で、こう付け加えた。

 「私に対しては、いろいろな意見があるので(対外的に)そう言い続けます」

 9月の総裁選に出馬しないが、宏池会(岸田派)会長として今言うわけにもいかない−。そう読み取れる発言は貴重な会食の機会を逃さず本音をぶつけた形となった。

 総裁選をめぐり首相は党内最大派閥の細田派(清和政策研究会)と第2派閥の麻生派(志公会)、二階俊博幹事長率いる二階派(志帥会)を支持基盤にしている。一方、第4派閥の岸田派内には、岸田氏の出馬を求める主戦論が根強い。

 こうした声に押されるように、最近の岸田氏は「厳しい国民の目が注がれている。政治の信頼回復にしっかり取り組んでもらいたい」と首相に注文を付ける場面が目立っていた。岸田派内には「首相と一蓮托生(いちれんたくしょう)では石破茂元幹事長に水をあけられる」との声も出ている。

 岸田氏の面従腹背を疑う首相と、自身の対応を曖昧にする岸田氏。難局の中、「政府与党が一体となって信頼回復のために努力しなければいけない」と確認した2人だが、1月の会食時には決めていた次回の会食は今回、決めなかったという。(長嶋雅子)

産経新聞

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