長野県北部の地震活動続く 震度4〜5弱程度の強い揺れに注意
2025年4月19日(土)9時30分 ウェザーニュース

2025/04/19 09:12 ウェザーニュース
昨夜、長野県北部で最大震度5弱の地震が発生しました。その後も地震の多い状況が続いていて、震度3以上の地震が4回起きています。今後1週間程度は強い揺れに注意が必要です。
40回以上の有感地震が発生
昨日18日(金)の20時19分に長野県北部を震源とするマグニチュード5.1の地震が発生し、長野県大町市などで震度5弱の強い揺れに見舞われました。その後、地震活動の活発な状況が続いていて、昨日から今日19日(土)の8時30分までの有感地震(震度1以上の地震)は47回に達しています。
今回の地震は震源が10kmほどと浅いため、それほど規模が大きくなくても震央付近では揺れが強まります。震度5弱の地震の後も、震度4と震度3の揺れを観測する地震がそれぞれ2回発生しました。
今後1週間程度は最大の地震と同規模の震度4〜震度5弱程度の揺れを伴う地震が発生するおそれがあります。しばらくは強い揺れに備えてください。
過去にはさらに大きな地震が起きた事例も
今回の地震は長野県を南北に貫く、糸魚川ー静岡構造線に近い領域で発生しました。この周辺では過去にも大きな地震がしばしば起きています。
最近では少し北側の領域で2014年にマグニチュード6.7、最大震度6弱、2018年には今回に近い規模のマグニチュード5.2、最大震度5弱の地震がありました。また、1918年には「大町地震」と呼ばれるマグニチュード6.5があり、この時は直前にマグニチュード6.1の地震が起きる、いわゆる「前震ー本震型」でした。
強い揺れに備え、室内で落ちたり倒れたりしそうなものがないか、改めてチェックをお願いします。