炎天下2時間で50℃近くまで上昇 駐車中の熱中症に注意

2021年4月22日(木)11時0分 ウェザーニュース

2021/04/22 10:45 ウェザーニュース

以前よりも車での移動が増え、密を避けられる車内で休憩するシーンも多いかと思います。
炎天下での長時間駐車で車内が暑くなることは知られていますが、実際どのくらいの暑さになるのでしょうか。
初夏を迎えこれから暑くなる日も増えてきますので、今のうちにその危険度を知っておきましょう。

炎天下15分で35℃超、2時間で50℃近くまで上昇

日本自動車連盟 (JAF)の実験より

日本自動車連盟 (JAF)の実験によると、室内25℃にした車を炎天下で駐車すると15分後には35℃を超え、2時間後には50℃近くまで上昇することが分かりました。
同じ条件でサンシェードを装着した場合は、2時間で48℃ほどまで上昇。
サンシェードをすることで、2℃ほど気温は低くなっているようです。
実験の中で、最も効果を発揮したのが「3cmの窓開け」。2時間後には44℃ほどと、対策することで6℃ほど車内の気温は低かったようです。
■車内平均温度
対策なし(車体は白)47℃
サンシェード装着  45℃
窓開け(3cm)   42℃
ただ、どの方法をとっても30分後には40℃超えの危険な状態となっていることが分かります。
子どもやペットを残したままにする事はもちろん、スマートフォンやライター、スプレー缶、消毒液などの置きっぱなしにも注意が必要です。

参考資料など

日本自動車連盟 (JAF)
https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/temperature/summer

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